◆お見合いで盛り上がった男性に覚えた“違和感”
婚活の再開後に4人の男性とお見合いをして、3人と交際へ進みます(結婚相談所では、複数人と同時進行の交際が認められていることが多いです)。その中で、2歳年下で同じゲーム好きの男性が“第一候補”でした。居住地も比較的近く、こまめにデートを重ねていました。
ただ徐々に、彼とのコミュニケーションに違和感を覚えることが出てきました。由美さんはシフト休みなのに対し、相手は土日休みでしたが、相手は日程調整が苦手そうで確認を忘れることもありました。一度に2つのことができず、一緒に食事をするとものすごく食べるのが遅かった点も気になりました。
あるとき、デートの予定をしていた日に由美さんが体調を崩し熱を出したことがありました。「風邪薬を買って持ってきてほしい」とお願いしたら「他に頼める人いないの?」と返信がきました。福祉という仕事柄、発達障害に詳しい由美さん。それまでの違和感を次のデートで本人に話して確認したところ、職場でパニックを起こして発達障害と診断を受けたことがあると言われました。
「彼が発達障害だということ自体が、断る理由にはならなかったと思います。でも、大事なことを隠す人とは信頼関係を築けないと思って断りました」