鈴木といえば、一時期、格闘技以外でその名前がメディアで取りざたされたことがあった。
「新型コロナの公的融資制度をめぐる詐欺事件で起訴された、大阪・寝屋川の元市議である吉羽美華被告との“ママ活”疑惑が22年の夏ごろに浮上。鈴木は自身のSNSなどで否定したが、吉羽被告は“詐欺マネー”で一時期はRIZINの大口スポンサーとなり、その影響で鈴木がRIZINのリングに上がれたとささやかれていたが、フタを開ければ実力で連勝し雑音を吹き飛ばしていた」(格闘技業界関係者)
師匠・五味戦でボクシング技術のなさを露呈してしまったが、6月9日に行われた『RIZIN.47』の際に、対戦が発表された鈴木とパッキャオが会見。パッキャオは、「改めて言いたいのは、これはエキシビションではありません。しっかりしたファイトです。お互いがノックアウトを目指して戦う試合になります」と“ガチンコ”の試合を宣言。さらに、「ボクシングというものはそんなに簡単に習得できるものではない。チヒロは7月28日、ボクシングを学ぶことになるでしょう。私が彼に学ばせます」と余裕のコメントだったのだが……。
「五味戦を見る限り、まったくパッキャオの相手にはならないと見る関係者は少なくはない。パッキャオが早いラウンドで倒しに来てくれれば観客は興奮するだろうが、鈴木のパンチをかわしてダラダラやっていたらブーイングが巻き起こりそう。そもそも、ミスマッチだったので、興行の中でのワーストマッチになってしまう可能性もある」(先のライター)
もはや、鈴木には〝捨て身〟の一撃でKOを狙うしか選択肢はなさそうだ。