◆『ナースのお仕事』以降の変化

松下由樹さん
――1983年デビューということで、2023年には芸能活動40周年を迎えられましたね。

松下:この世界に入ってからの歳月について、今まで思うことはなかったです。仕事を始めた時は中学3年生で、お芝居をしたくて始めて今に至る中で、本当にいろいろな役をやらせていただいて、それはなかなかできないことだなと思っています。とてもありがたいことです。偏ることなく、さまざまな役柄を演じさせていただいています。

――初期の頃は、シリアスなキャラクターが多かったとのことですが、96年の『ナースのお仕事』以降、役柄に幅が出たそうですね。

松下:初期は(視聴者に)嫌われる役柄が多かったのですが、『ナースのお仕事』に出てからイメージが変わりました。ほかにも時代劇や『ココリコミラクルタイプ』などのバラエティ番組も経験しましたが、あれ以降職業モノの作品が増えました。『ナースのお仕事』の撮影現場にはいつもナースの方がいて、質問ができて勉強になったので、職業モノの面白さも知れてよかったです。