同番組は『櫻井有吉アブナイ夜会』のタイトルで2014年にスタートし、2016年から現在のタイトルに変更。企画や番組構成などのリニューアルを繰り返してきたが、番組開始から10年が経過したこともあり、勢いが落ちてきているのは事実だ。

 TBSでは、かまいたち、モグライダー、見取り図、ニューヨークをメインに据えた『ジョンソン』が低視聴率を理由に秋に打ち切りになると報じられたばかり。フジテレビでも、オードリーとハライチを起用した『オドオド×ハラハラ』がやはり視聴率の不振を理由に秋に打ち切りになると伝えられた。どちらも開始から1年ほどの早さでの終了だ。

 今をときめくトップ芸人たちをメインにした番組でも、数字が悪ければ容赦なく「切られる」となると、同じく視聴率が低迷している『櫻井・有吉THE夜会』も存続が危うくなる。

 櫻井は今年3月、日本テレビ系で放送されていた冠番組『1億3000万人のSHOWチャンネル』が打ち切りに。ジャニーズ性加害問題の影響により、CMなども含めて仕事が激減している。『櫻井・有吉THE夜会』は唯一のバラエティレギュラーで、もし終了となればレギュラーのテレビ仕事は日本テレビ系報道番組『news zero』の月曜キャスターだけになってしまう。かつての各局で引っ張りだこだったころからは考えられないような状況で、性加害問題の影響の深刻さがうかがえる。