今回の記事のポイント
- バリキャリより、ゆるキャリを目指し夫婦でお互いのキャリアの選択肢をシャッフルして道を選んでいきましょう。
ワーキングマザーでもキャリアアップはできる!?
子育てをしながら、キャリアアップしたいと考えている女性は増えてきています。
ワコールが2016年に実施した「ワーキングマザーの仕事と育児の両立に関する意識調査」で、「子どもがいてもキャリアアップしていきたい」という女性に対してどう思うかを聞いたところ、53.8%が「賛同できて、私もキャリアアップしていきたいと思う」と回答し、半数以上の人が自身のキャリアアップに意欲的という結果も出ています。
その反面、
・子どもが急に熱を出した…
・家族の支えや協力にも限界が…
・育休をフルで取得したら昇進が3年遅れるといわれた…
・時短勤務だと周りの目が…
というように、キャリアアップ、子育て、現実のお仕事の狭間で苦しんでいるかたも多いのではないでしょうか。
結論からいうと、子育てしながらキャリアアップはできます。
1.子育てをしながらでも、女性に有利な仕事を知る
2.職種の専門家として、ゆるいネットワークで認知を上げる
3.子育てをしながら活躍できる場所を知る
4.旦那のキャリアもあわせて、理想の仕事と働き方を考える
この4つをおさえておくことが子育てもキャリアも無理をせず、自分らしく、しなやかに活躍するポイントになるので解説いたします。
ワーキングマザーがキャリアアップできるポイント①女性に有利な仕事を知る
女性の場合、男性と異なりライフステージに応じてイベント(出産、子育てなど)が多く、働き方や生活まで大きく変わります。なので、自分に合った仕事で早めに専門性を身に着けることがキャリア形成上、有利になります。10年、20年と男性のように時間をかけて専門性を高める余裕はないのです。しかしながら産休、育休、時短勤務と、数年間子育てしてからの復帰がしやすい仕事というのが実はあります。
米国求人サイトの大手Career Castによると、女性進出の上昇率、女性進出のしやすさ、所得及び今後の成長率ごとの女性にとってベストな職種ランキングは、順位の違いは出ますが、上位にのる職種はほとんど変わりありません。
参考までに2015年の上位職種は
・年金数理士
・広告及び販売促進マネージャー
・生物医学エンジニア
・歯科衛生技師
・教育者
・イベントプランナー
・人事部マネージャー
・市場調査アナリスト
・作業療法士
・広報担当者
・統計家
になります。アメリカと日本では、状況が違うという声が聞こえてきそうですね。
実際企業の中で、この職種の方々を見てみると子育てをしながら普通に女性で活躍されていることが多々あります。女性脳が持つきめ細やかさ慎重さ、しなやかさが活きる職種といえます。なので、同じ働くのであれば女性らしさが活きてキャリアアップにつながりやすい仕事を選ぶか、その部署に異動させてもらうのがいいでしょう。
意外かも知れませんが年金数理人や統計家のニーズは高く、子育てをしながら転職もしやすい仕事になります。理系女子であれば、ぜひチャレンジしていただきたい職種になります。