ログハウスの「BESS(ベス)」を主宰するアールシーコアと、1~2週間家族で地域に滞在するこども主役の暮らし体験「保育園留学」を展開するキッチハイクが、北海道厚沢部町で共同プロデュースした、「保育園留学の寮」が完成!6月2日(日)より営業をスタートした。


オープンに先立ち、5月31日(金)には、厚沢部町長・佐藤正秀氏や、寮のアイデアを一緒に考えた認定こども園はぜるの園児も参加した、オープニング式典が開催された。

地方の保育園に通いながら家族で地域に滞在


保育園留学とは、1~2週間ほどの期間、都市のこどもが地方の保育園に通いながら家族で地域に滞在できる「暮らし体験」のこと。北海道厚沢部町・認定こども園はぜるの保育園留学は、年間約150組が滞在、リピート希望率95%以上と大きな反響を受けており、家族のニーズの高さが顕在化している(2023年度 実績)。

そこで、留学家族専用の住まい「保育園留学の寮」を新たに建築。都市と大人に合わせた自宅とは違い、未就学児に合わせた住環境を整えており、住まいとセットでの留学体験を充実させる。

こどもの創造性と大人の常識をはばたかせる家


完成した「保育園留学の寮」は2棟のログハウスで、都市生活では味わえない「こどもの創造性と大人の常識をはばたかせる家」というコンセプトで設計。


未就学児の利用に特化し、こどもサイズの洗面台設置や、


設計・安全面、絵本の選定を保育士が監修するなど、「こども主義」にこだわった家となっている。


さらに、毎日の登園に欠かせない体温計やこども爪切り、おむつグッズや登園用のかばんなど留学に必要なアイテム、乳児用の授乳用クッションや細かなベビー用品など、かさばるこども用品を持ってくる必要なく、より留学を楽しめる備品が用意されているのも嬉しい。

寮則・設計原則KIDS

また、制限が多く大人重視の都市生活とは異なり、「保育園留学の寮」では、こども主義の設計と過ごし方を提案。

こども目線・こどもスケールを重視したK「Kids First/こども主義」、2週間の滞在に振り切る・幼児向けに振り切るI「In the Moment/今を生きる」、ダメと言わなくていいような設計・配慮がなされているD「Don’t say No/ダメ禁止」、空間・遊び方・過ごし方を制限/限定せず、創造性を解き放つS「Sandbox Style/砂場思考」という、設計の価値基準と、実際の暮らし方として寮則「KIDS」を定めている。