絶好調『名探偵コナン』の東宝、興収は昨年比「大幅減」!
一方、前回のランキングと同様に今回も2位はアニメーション映画『名探偵コナン 100万ドルの五稜星』(4月12日公開)、3位は舘ひろしと柴田恭兵のダブル主演映画『帰ってきた あぶない刑事』(5月24日公開)となっている。
上映開始から10週目を迎えた『名探偵コナン 100万ドルの五稜星』は、累計成績148億8000万円を記録。漫画家・青山剛昌氏が「週刊少年サンデー」(小学館)にて連載中の『名探偵コナン』の劇場版シリーズの興収ではすでに歴代1位となっており、まだまだ記録を伸ばして絶好調だが、配給元の東宝は、意外にも苦境に立たされている。
東宝の映画興行部門の5月の興収は前年5月比40.2%減の48億6000万円。4月も前年4月比13.5%減と、2カ月連続で大幅ダウン。さらに、1~5月の累計でも前年同期比6.7%減と伝えられている。
今回のランキングで、東宝作品は『ディア・ファミリー』と『名探偵コナン 100万ドルの五稜星』のほか、5位のアニメ映画『劇場版「ウマ娘 プリティーダービー 新時代の扉」』(5月24日公開)、7位の永野芽郁主演『映画 からかい上手の高木さん』(5月31日公開)、9位のアニメ映画『劇場版ハイキュー!! ゴミ捨て場の決戦』(2月16日公開)と、計5作品がトップ10入り。
公開18週目を迎えた『劇場版ハイキュー!! ゴミ捨て場の決戦』は累計成績110億円を突破したことも伝えられているが、東宝の6月前年比はいかに。