◆世界中で金利が大きな曲がり角に

 筆者はNISAなどでの運用をオススメして『つみたてよりも個別株!新NISAこの10銘柄を買いなさい!』といった本を出し、皆さんに少しでもお金を増やす工夫をしてもらいたいと思ってます。

つみたてよりも個別株!新NISA この10銘柄を買いなさい! (扶桑社ムック)
「投資は難しいし、目減りどころか、元本割れして減ってしうリスクもあるから嫌だ」そういう考えの人が多くいることも、よくわかっています。

 ただ、いま世界中で、金利が大きな曲がり角に来ているということを意識してほしいのです。

 6月6日にヨーロッパ中央銀行が2019年以来の利下げをしました。アメリカも年内には利下げするだろうと言われています。

 一方で、日本はほぼ30年ぶりの利上げ局面がやってきています。例えば、3月以降は、日銀が介入せず市場参加者に任されている10年ものの金利は、14年ぶりに1.1%ほどにまで上昇。

 これを反映して、銀行金利も上がっています。

 みなさんのスマホやパソコンにも、プッシュ広告で「5年ものの定期預金年0.5%!」など、今までの0.003%といったほとんどゼロ金利に比べ、金利がつき始めてるなと思える広告が届いたりしていませんか?

 みなさんの大切な預貯金を、安全にできるだけ増やす工夫をしてもらいたいです。