◆お酒を飲んだのに、運転していいの!?

アメリカに住み始めた頃、飲酒関係で驚いたことがもうひとつありました。それは…、“ちょっとくらいの飲酒なら運転してもOK”ということ!

日本ではお酒を一滴でも飲んだら運転することはできませんよね。しかしアメリカでは、ビール数杯やワインをグラスで1~2杯程度なら飲んでから運転してもOKというルールになっています(個人差あり)。

運転席からの風景
というのもアメリカ社会では、血中アルコール濃度が、0.8mg/ml以内であれば、運転しても刑罰に問われることはないという規定があるからです。(州によって多少の違いあり)

各国の飲酒運転に関する、血中濃度の数値の規定には違いがあり、日本は呼気中の基本アルコール量が0.15mg/1L、血中濃度は0.3mg/mlを超えるとダメなのですが、アメリカは血中濃度0.8mg/ml以上と日本より基準が高くなっています。

またドイツ、フランス、イタリアなどでも、血中アルコール濃度0.5mg/ml以上と、日本より規制が緩(ゆる)いです。

以前はこれを知らなかったので、アメリカ人の友人が当たり前のようにビールを数杯飲んでから運転していて、「いいの!?」とびっくりしたのを覚えています。