◆腸内環境を整えることで食べ過ぎを防ぐ

やぎゅう:オートミールメインの食事法は理にかなってたんですね。オートミールにほうれん草や小松菜など青野菜やキノコ類を入れた雑炊が徐々に定番になっていきました。夜ご飯には野菜炒めや刺し身、鶏胸肉、キムチ、納豆も取り入れて食生活全体を見直していきました。

日比野先生:小松菜などに含まれるβ‐カロテンは抗酸化作用も期待できますし、納豆やキムチなどの発酵食品は、乳酸菌が多く腸内環境を整えてくれます。

やぎゅう:腸内環境ってよく聞きますが、ダイエットにも関係あるんですか?

日比野先生:腸は「第二の脳」という言葉もあるほど、腸と脳って密接に繫がっているんです。よく緊張してお腹が痛くなることってありますよね? 腸からは、脳内ホルモンであるセロトニンという「幸せホルモン」が95%も分泌されています。

 腸内環境を整え、セロトニンがうまく分泌されることで、ストレスが緩和され、食欲も正常に保って食べすぎも防げます。セロトニンは、甘いものを食べる時も分泌されます。