今年のテーマ

写真:中里和人さん

「すみだ向島EXPO」の今年のテーマは「花」と「森」。

明治時代頃からの由緒ある面影残る京島エリア全体を舞台に、祝いやはじまりの象徴である「花」、そして町自体を有機的な「森」と見立て、さまざまなアーティストが作品をつくり、町中に花が咲くような1か月を提供する。

具体的には、参加する華道家やフローリストたちは商店や家に花を飾ったり、花活けのワークショップを行うことで、自ずと町の人たちとの関係性に花を咲かせる。

そして画家やアーティストは、古い家屋を年輪を重ねた樹木に見立て、花や森を描き、町に鮮やかな色彩と写真歴史の可視化をもたらし、町と人が主役になるようアーティストが光を差す町を演出し、町が森に、建物は樹木に、さらには暮らす人々が花と咲くような風景の実現を想定しているという。

今回のイベントのコンセプトは、この町の関係人口のさらなる拡大とより深いつながりを生み出すため、気軽に訪れた人が楽しく町と関われる方法を模索した上で考案された。

そしてテーマの「花」と「森」は、大規模公園や緑の比較的多くないこのエリアの住人の人々が、軒先で小さなプランターや、神社の樹木で四季の移ろいを楽しんでいる様子を見て想起した、生活に根差した普遍的かつ町に寄り添ったテーマとなっている。

イベント概要

「すみだ向島EXPO」の開催日は会期中の金・土・日・月で、開催時間は10:00~18:00。なお、一部の会場やイベントなど、時間外コンテンツもある。

一日券の料金は、一般が3,500円、高校生・大学生が2,000円、中学生以下は無料。現在、チケット購入サイトのPeatixで販売している。


町にある全てのものをアートに見立て、自分にとっての作品を見出してみよう。

すみだ向島EXPO 公式ホームページ:https://sumidaexpo.com
チケット購入サイト Peatix:https://sumidaexpo2024.peatix.com

(yukari)