何故「儲」が「皇太子」という意味になるのか
しかし「もうける、たくわえる」という意味の「儲」に何故「皇太子」という意味があるのでしょうか。
これは「たくわえる」という意味が「跡継ぎとして備えておく人」という意味に転化したためと言われています。かつては跡継ぎが生まれなかったことにより皇位継承でトラブルが発生したことも多くありました。国の安定という意味でも「皇太子」の存在はとても重要だったと言えますね。
この機会に是非「儲嗣」の読み方を覚えてくださいね。
最後はこの漢字!「冀う」
「冀う」の読み方をご存じでしょうか?
「輩(はい)」という字に少し似ていますが、「はいう」と読むのはもちろん間違いです。
と言われても「冀」という漢字自体を見たことがないという人も多いかも!?
これが読めたらかなりの漢字通だといえるでしょう。
さて、あなたには正しい読み方がわかりますか?
「冀う」の読み方のヒントはこちら
- ひらがなで書くと「〇〇〇〇う」の5文字です
- 物事を強く願うこと
- 「両国の平和を冀う」などと使います
以上の3つのヒントから考えてみてくださいね。
「冀う」の読み方!正解は!?
正解は「こいねがう」です!
よく聞く言葉ですが、かなりの難読漢字だといえるでしょう。
「冀う(こいねがう)」とは「物事を強く願う」「切望する」といった意味です。
一般には「乞い願う」と書くことが多いのですが、「希う」や「庶幾う」という表記もあります。
聞けば意味を理解できますが、日常では「こいねがう」という表現を使うことは滅多にないかも知れません。
この機会に漢字表記も覚えておいてくださいね。
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