4つ目の漢字は「鴨脚」です!

「鴨脚」の読み方をご存じですか?

「鴨」は鳥のカモのこと、「脚」は足のこと。

「かもあし」「おうきゃく」という読み方もあるのですが、カモの足、という意味ではない読み方もあるのです。

いったい何と読むのでしょうか?

「鴨脚」の読み方のヒントはこちら

  1. ひらがなで書くと「い○○○」の4文字
  2. 街路樹としてよく植えられている木の名前です
  3. 鴨の足に何かが似ているのが名前の由来です

以上の3つのヒントから考えてみてください。

「鴨脚」の読み方、正解は・・・


正解は

「いちょう」

です!

秋になると葉が黄色く色づく、街路樹や公園樹としてよく見掛ける木です。葉の形が鴨のような水鳥が持つ水かきのある黄色い足に似ていることから中国でつけられた名前です。

いちょうには様々な漢字があてられていますが「いちょう」という発音は「鴨脚」の中国語読みがなまったもの、という説があります。他のあてられた字も、いちょうの性質を表す字になっており、古くから親しまれていた木だということがわかります。

また、日本の苗字として「鴨脚(いちょう)」があります。全国に60名ほどしかいらっしゃらないそうですが、元は賀茂神社の宮司・神主を務めた「鴨」氏が家名としたものだそうです。鴨から「いちょう」という苗字になったというのはとても素敵です。

「鴨脚」の読み方、この機会に是非覚えてくださいね。

5つ目の漢字は「如何様」です!

「如何様」と書いて、なんと読むか分かりますか?

なんと(にょなんさま)ではないのです!

さあ、なんと読むでしょう?

「如何様」読み方のヒントは?

ヒントは全体で4文字、「〇〇〇〇」となります。

ある行動や人を指す名詞で、特定の分野でよく使われます。

何か思い当たるものはあるでしょうか?

「如何様」読み方のもうひとつのヒントは?

最初の一文字目は「い」です。

様という感じが入っているので丁寧な言葉を想像するかもしれませんが、実際はあまり良い意味の言葉ではありません。

人や物に使う場合は、だますとか偽物といった意味となるためです。

これでだいぶ見当がついてきたのではないでしょうか?

「如何様」の読み方、正解は・・・

正解は・・・

「いかさま」

です!

「如何様(いかさま)」とは、不正行為や詐欺行為、まがい物や偽物を指す言葉です。

カタカナ表記の「イカサマ」のほうを目にすることが多いでしょうか。

イカサマの語源には諸説あるようですが、「いかようにも見える」から「いかよう」→「如何様」となった説が最も有力と思われます。

魚介類のイカは餌なしで色んな方法で釣れることに由来した、という説もあるそうですが、これはちょっと面白いですね。

イカサマという言葉が最も使われるのは、やはりギャンブル関係でしょうか。

特に麻雀では色んな不正行為=イカサマ技があり、古くは阿佐田哲也の小説「麻雀放浪記」、それを参考・再構築した漫画「哲也 – 雀聖と呼ばれた男」では様々なイカサマを駆使した玄人(バイニン)たちの闘牌シーンに胸を熱くした人も少なくないでしょう。

現実にはただの不正行為なので、くれぐれも悪用しないようにしてくださいね。