3つ目の漢字は「僻事」です!
「僻事」の読み方をご存じですか?
「僻」は「癖」という字に似ているから「くせじ」?ではありません。
それでは、何と読むのでしょうか?
「僻事」の読み方のヒントはこちら
- ひらがなで書くと「ひ○○○」の4文字
- どちらの字も訓読みです
- 一文字目を使って「僻みっぽい」という言い方をすることがあります
以上の3つのヒントから考えてみてください。
「僻事」の読み方、正解は・・・
正解は
「ひがごと」
です!
平安時代には使われていた言葉で、当時は「ひがこと」と読んでいたようです。
使用例を見ると
- 間違い。事実に合わないこと。
- 悪事。非道。
というように、間違っていることをあらわす言葉です。ただ「僻」という文字が使われていることで、単なる間違いとは違ったニュアンスになっています。
「僻む」は「物事を素直に受け取らず、曲げて考える」という意味があり、「僻」という字には「ゆがんでいる、かたよっている」という意味が含まれています。
つまり、間違いや悪事が「かたよった思い込みによるもの」であった場合に使うのが「僻事」という言葉ということです。
先ほど似ている漢字として挙げた「癖」も「無意識に出る、かたよった好みや傾向」のことなので、少し似ていますね。
「僻事」の読み方、この機会に是非覚えてくださいね。
4つ目の漢字は「捥ぐ」です!
「捥ぐ」って何て読むかわかりますか?
(うで)という漢字に似ていますが、「腕」ではありません。
手へんがついていますので、「手」に関係した漢字のようですが……。
さて、何と読むのでしょうか?
「捥ぐ」の読み方のヒントは?
意味は「ねじってひっぱり取る」です。
「このリンゴは捥ぎたてです」
という場合に使います。
さあ、何と読むか分かりましたか?
「捥ぐ」の読み方、正解は……
正解は……
「もぐ」
です。
「捥ぐ」と似たような意味で、「摘む」(つむ)がありますが少し違います。
「摘む」は「指などで挟んでとる」という意味があり、イチゴやお茶は「摘む」と表現します。
リンゴなどの実をとるときに、簡単にちぎれないものは「捥ぐ」と言います。
いちごなどひっぱったらすぐにとれてしまうものには「摘む」が使われています。
また「摘む」には「あまり大きくならないうちにとってしまう」という意味もありますので、「悪の芽が育つ前に摘む」といった使い方もあります。
「捥ぐ」は「無理やり、力づくで奪う」という意味で「警察が犯人の拳銃を捥ぎとる」というときも使います。
「捥ぐ」と「摘む」は力の入れかたによって使い分けができそうですね。
最後までお読みいただきありがとうございました。