紙の器「asanoha」で提供することで環境にも配慮


長良川清流のほとりに位置する、このホテルのコンセプトは「里山川(さとさんせん)」。

里山川文化は、山と町、川と町の境界に位置し、適度に人の手が入ることにより、土地に生きる全ての命を育んできた日本の原風景である。

衣食住全ての営みに自然とともに生きる思いやりが存在し、人の手を加え、恵みを享受しながらも資源を枯渇させない先人たちの知恵といった、尊い価値観に想いを馳せる豊かな時を過ごしてほしいという願いが込められている。

そんなコンセプトを体現する1つの取り組みとして、かき氷を提供する器に紙の器である「asanoha」を導入。これによって、洗浄にかかる水資源の削減と、廃棄しない取り組みとしてトイレットペーパーの原料へのリサイクルを実現するという。

木材パルプと麻パルプを原料とした植物由来100% の「asanoha」は、一般的な紙皿の製法とは異なり、専用の型を用いてパルプを漉き上げてつくるパルプモールド製法が採用されている。

継ぎ目がなく、優れた耐油耐水性は、日本の町工場の繊細で高い技術力の賜物。また、金型には日本のプロダクトデザイナーによる最新のデジタル技術を駆使し、紙の表面に手すき和紙のような凹凸感が再現されるなど、どの工程においても日本の技術力の高さが表れている。

贅沢なかき氷とともに、環境に配慮した器にも注目しながら味わってみては。

■「囲炉裏と甘味 gururi」施設概要
住所:岐阜県岐阜市長良志段見東山537-3長良川清流ホテル1F
かき氷販売期間:6月1日(土)~8月31日(土)
かき氷提供時間:11:30~21:30 (最終入店20:30)
予約サイト:https://booking.ebica.jp/webrsv/plan/e014007601/28125/371485

長良川清流ホテル 公式サイト:https://nagaragawahotel.com

(柿崎真英)