家具作り体験や林業体験、地元の食材を使った料理などが味わえる体験型宿泊施設「LANDFORM workshop cottage Keihoku(ランドフォーム ワークショップ コテージ ケイホク)」が、京都府京都市右京区京北にグランドオープンした。

1棟貸しの宿泊施設


「LANDFORM workshop cottage Keihoku」は、のどかな景色を眺めならゆったり過ごせる1棟貸しの宿泊施設だ。


室内には、キッチン、ダイニング、広々としたソファ、囲炉裏を備えたくつろぎの空間が広がる。キッチンには食器・調理器具一式が用意されているので、食材を持ち込めば料理や囲炉裏を使用したBBQも楽しめる。


客室2部屋にはキングサイズベッドを備えており、京北の四季を堪能できる風景をベッドに居ながら楽しむことができる。


室内にある浴室に加え、開放感あふれる露天風呂も完備している。コワーキングスペースやクローゼット、金庫などもあるので、長期滞在にもおすすめだ。

オリジナル家具作りを体験

また、京北エリアは北山丸太や檜の一大産地であることから、隣接している家具工房「pivoto」にて、親子で楽しむクラフトや椅子などのオリジナルの家具作り体験もできる。


1日程度の作業で完成する「オリジナル家具作り体験コース」では、学習机、椅子やテーブル、ソファなど様々な家具が製作可能だ。素材は、北山杉(丸太)、檜、松などの木系から、鉄系や革系まで幅広いものが使用できるので、相談してみよう。


このコースでは、宿泊前から制作したい家具を検討し、担当スタッフと事前打ち合わせをしてデザインを決め、「pivoto」が家具の事前制作を行う。体験当日は、家族で組み立て作業に入る前に、自分たちと木がどのように生活に関わっているかを学び、山や物を大事にする心を養いながら木やものづくりに向き合う。


その後、職人のサポートを受けながら、ねじ、接着剤、どのように組み立てるのかを子ども自身が考えて、家具作りに取り組んでいく。道具の使い方や材料を知り、プロの道具に触れることは、貴重な就労体験となる。


道具を実際に使用して木を切る感触や道具の扱い方を体験し、最後にやすり掛け、机の引き出しの裏に日付などを記載して終了。家族で完成した達成感を味わおう。

実際に山に入って木や林業を学べるコースも


実際に山に入って木や林業を学ぶ、午前中約3時間の「京北林業体験コース」も用意されている。このコースでは、北山丸太が保存されている倉庫を見学し、北山丸太ごとの特徴や職人による加工方法などを、商品の見学を通して学ぶ。


その後、実際に生えている北山杉を見学し、加工体験を通して「北山杉」の理解を深める。


実際に木の伐採シーンも見学する。木の倒し方や職人の技術や手際の良さなどを見ながら、大きく長い杉が倒れていく迫力とドキドキ感を味わおう。


また、普段は使うことがない専用の高圧洗浄機を使って北山杉の皮を剥ぐ作業を体験する。


ワークショップスペースに戻ったら、製材したばかりの木材を使ってマイお箸などを作る木工体験を実施。子どもは車のおもちゃづくりなど、年齢や季節ごとに違う体験が予定されている。