「使いかけのからしのチューブが2本」
貯蓄できない家の冷凍庫には、いくつかの共通点があります。
今回は、元銀行員としてさまざまな家庭のキャッシュフローを見てきた筆者が、貯蓄できない家の冷凍庫に見られがちな特徴を紹介します。
特徴1 使いかけのからしのチューブが2本
「使いかけのからしチューブが2本ある、1本は賞味期限が切れてた…」
割引をみるとまだあるのに買ってしまう人、いないでしょうか?
「今を逃したら損をする」という心理が働くのかもしれません。しかし、買いだめは貯蓄の妨げになります。
なぜなら人は、ストックが多くあると思うと、使い過ぎてしまうからです。
貯蓄が上手い人の冷蔵庫には、瓶詰めや調味料が少ない傾向にあります。
特に調味料はなくなったら即困る、ということはあまりないので「なくなったら買う」というスタンスを徹底しているようです。
特徴2 冷凍庫の収納が雑
「あれこないだグラム99円の豚肉買ったはずだけどどこだろう、まいいやまた買おう」
なんでもかんでも買ったら雑多に冷凍庫に押し込んで、どこに何があるのか、結局なにがストックされているのか不明な状態になっている家、ないでしょうか。
「貯蓄上手=収納上手」
これには定説があります。
ボックス・ケース、タッパー・小分けケースを使う、物をねかさず立てる収納にする、こういった工夫でどこに何があるのか一目でわかる状態になっています。
特徴3 保存方法に統一感がない
ー鶏肉をラップにくるんでそのまま入れてるかと思いきや、カレーの残りをいれた弁当箱2つ分の大きなタッパーがななめに放り込まれているー 保存方法に統一感がないことも、貯蓄できない家の特徴です。
何をいつ冷凍したのかわからず、無駄になることもあるでしょう。
貯蓄上手な人は、限られた食材を最大限に活用するために、冷凍庫を賢く使いこなしています。冷凍庫内を、肉類、魚介類、野菜、加工食品など、カテゴリーごとに区分けし、それぞれ定位置を決めて収納します。