自然にあふれた趣のある「湯西川温泉」や、茨城のグランドキャニオンとも呼ばれる「石切山脈」、美しいコバルトブルーの湖水が眺められる「奥四万湖」など、知る人ぞ知る北関東でおすすめの穴場観光スポットをご紹介します。
1. 湯西川温泉(栃木)
湯西川温泉があるのは、鬼怒川の源流付近となるずっと奥の方の「奥鬼怒温泉郷」というエリアで、日光の中でも穴場的な温泉地です。古くから平家落人伝説の残る集落で、川のせせらぎと自然にあふれた趣のある雰囲気で、ゆったりとした時間が流れています。
湯西川の渓谷沿いには温泉宿が立ち並び、そのほとんどが渓谷に面した露天風呂を設置していることから、「露天風呂天国」の異名を誇ります。夏には深緑、秋には紅葉、冬には雪化粧を眺めながら温泉につかれるなど、絶景が堪能できるのも大きな魅力。
また、毎年1月下旬から3月初め頃までは「湯西川温泉 かまくら祭り」が開催。沢口河川敷の会場には、約1,000個ものミニかまくらが並び、夜にはロウソクが灯されて幻想的な景色が広がります。
2. 筑波実験植物園(茨城)
筑波山の南裾にひろがる、通称「つくば植物園」で知られる自然豊かな植物園。国立科学博物館の一研究部門として、日本の植物について研究をする研究機関でありながら、一般向けにも公開されている穴場の施設です。
約14万㎡もの広大な敷地には、日本の主な植物をはじめ、世界の熱帯や亜熱帯、乾燥地域に生育する植物、ハーブや薬として利用される植物、そして筑波山で見られる植物など、7,000種類以上の植物が植栽されており、そのうち3,000種類ほどを見ることができます。
園内には飲食できる場所(中央広場の左側スペース、教育棟(受付)、研修展示館の3ヶ所)もあるので、お弁当や軽食を持っていって、緑豊かな空間でのんびりといただくのもおすすめです。
3. 龍王峡(栃木)
川治温泉と鬼怒川温泉の間、約3kmに渡ってつづく景勝地。今から2200万年も昔の海底火山の活動によって噴出した火山岩が、鬼怒川の流れによって侵食され現在のような景観を生み出したと言われています。周辺には1〜3時間程度の散策を楽しめるハイキングコースがいくつかあり、「虹見の滝」や「かめ穴」など見どころもたくさん!
日光周辺には名所が多いためか、龍王峡はそこまで混み合うこともなく、穴場のドライブスポットとしてもおすすめです。とくに10月下旬から11月上旬にかけての紅葉は見事で、ごつごつとした岩肌を木々が彩る幻想的な風景が広がります。