4.「カルピス」みらいのミュージアム(群馬)
日本初の乳酸菌飲料である「カルピス」は1919年に誕生して、2019年で100周年を迎えました。この100周年を記念してオープンしたのが「カルピス」みらいのミュージアムで、まだあまり知られていない穴場の工場見学スポットとなっています。
要予約となりますが、無料で見学が可能。施設内では、カルピスの生みの親である三島海雲のエピソードや「カルピス」ができるまでの工程ほか、映像と香りで発酵タンクに入ったかのような体験ができる展示もあります。見学の最後には「カルピス」ラボでクイズをしたり、試飲なども楽しめますよ。
5. 若竹の社 若山農場(栃木)
宇都宮の北部に位置し、東北自動車道・宇都宮ICからも数分という場所にある広大な竹林です。その大きさは、東京ドーム約5個分にも相当する24ヘクタール。各種メディアの撮影に使用されることも多い場所ですが、一般にはあまり知られていない穴場の観光スポットでもあります。
若山農場では、モウソウチクを中心にマダケやハチク、ヒメハチク、カンチクなど15種類ほどの竹が栽培されています。種類によって、節の間隔、太さや色合いにも違いがあります。よく手入れされた竹林に入ると、鳥のさえずりと風にそよぐ笹鳴りのみの空間で、別世界に迷い込んだような気分になれます。
土日祝のみの開催になりますが、竹林の中にある茶屋で竹の茶器に淹れられたお抹茶と和菓子をいただいたり、日没後のライトアップを楽しんだりすることもできます。季節に応じたお楽しみとしては、筍狩りやブルーベリー摘み、栗拾いなどの体験も可能です。
6. 石切山脈(茨城)
茨城のグランドキャニオンとも呼ばれる「石切山脈」。茨城県笠間市稲田にある日本最大級の採掘現場で、じつは一般の人も見学できる穴場の観光スポット。
ここから採掘される稲田石は、約6千万年前に溶岩が海底深くで長時間かけて冷え固まった花崗岩の一種で、美しい白さが特徴。光沢や耐久性にも優れていて、東京駅や国会議事堂、最高裁判所など、数多くの歴史的建造物に使用されています。
山地一帯は、東西約10km・南北約5km・地下1.5kmに及ぶ岩石帯で、一般入場(有料)にて見学することができます。特に、地下65mまで掘られた採石場跡に湧き水や雨水が貯まったことでできた「地図にない湖」は、映えスポットとして人気!
一般入場のほかにプレミアムツアーがあり、このツアーでは一般非公開の奥山採石場まで見学できます。実際の採掘現場が見られるほか、運が良ければダイナマイトで岩盤を爆破する瞬間に立ち会えるかもしれませんよ!