投資信託にはどんな種類があるの?

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投資信託には大きく分けて「インデックスファンド」「アクティブファンド」「バランスファンド」の3種類があります。

インデックスファンドとは?

「インデックスファンド」は日経平均株価やTOPIX、NYダウなどの指数(インデックス)と同じ値動きをする投資信託のことで、「パッシブファンド」ともいいます。

保有コストである手数料(信託報酬)が低く市場全体(指数)に投資ができます。代表的な指数に連動するものが多いので、情報を得やすいといったメリットもあります。

アクティブファンドとは?

「アクティブファンド」は独自のテーマなどに基づいて銘柄を選別して投資し、指数を上回る運用成果を得ることを目的とした投資信託のことです。テーマや目的に沿った投資ができ、良い商品を探し出せれば指数以上の運用成績を上げられるのがメリットです。

一方、デメリットは、ファンドマネージャーの腕次第で大きな損失を被ってしまうことです。投資対象への調査費用などの手間もかかるため、手数料も高めとなっています。利益と同じくらい、またはそれ以上に手数料がかかることがないように注意が必要です。

バランスファンドとは?

「バランスファンド」は、海外や国内の株式や債券などさまざまな資産をバランス良くパッケージした投資信託です。たとえば、「日本株式25%、外国株式25%、日本債券25%、外国債券25%」などとあらかじめ資産配分が決められた商品で、分散投資によるリスク低減をはかることができるというメリットがあります。また、運用により資産配分が変わったときに比率を調整して元に戻す「リバランス」も自動でやってくれるため手間がかかりません。

一方、デメリットは、手間をかけなくて良い分、手数料がやや高めであることや投資対象のバランス比率を自分で変えることができないことです。

投資信託選びでありがちな3つの失敗例

(写真=fizkes/Shutterstock.com)

証券会社や金融機関の窓口で勧められるがまま購入

証券会社や金融機関などの販売会社は、より多くの手数料収入を得るために、販売手数料や、信託報酬など手数料が高い銘柄を紹介することが多くあります。

そのため、多くのコストが発生してしまい、手数料を差し引くと利益がほとんど残らず、時には損失につながるケースも。投資信託を選ぶ際には、目論見書などで販売手数料や信託報酬、運用実績をしっかりと確認して購入することが重要です。