「やる獅かない」とスローガンを掲げた今季は4月9日から17日にかけて7連敗、5月14日から24日まで8連敗と黒星先行で12球団最速で30敗に達した。

「リリースには『球団、監督双方協議により休養が決まった』と書かれていましたが今回は球団側の意向が強かったようだ。ホームは都心から離れて交通の便が悪く、球団は土日祝の観客動員が頼みの綱だったが、5月10日から12日の楽天3連戦はいずれも2万人に届かずファン離れも見え始めていた。チームが低迷しても観客動員を落とさずに興行面で成功している中日・立浪和義監督とは同じPL学園高校出身の指揮官ながら明暗が分かれた格好だ」(同前)

 5月28日からはセ・パ交流戦が始まり最初は敵地・バンテリンドームで中日と戦う。

 松井監督はコメントの中で「昨年からこのチームを率いて、選手たちの成長には手応えを感じていましたが、それを結果に繋げることができなかったのは、指揮官である私の責任です」と1人で抱えようとしているが「悪いのは現場だけではない。フロントも同罪だが誰も責任を取らない」と球団関係者は憤る。チームの再浮上はかなうのだろうか。