日本には生活保護制度があり、最低限の生活が保障されています。経済的に苦しくなっても生活保護を受ければ生活していけるので安心ですよね。老後お金が足りなくなっても、最後は生活保護を受ければ食べていけるのです。
ですが、生活保護についてみなさんはどのくらい知っているでしょうか?
実は老後に生活保護を受けるのは簡単ではありません。そこで今回は、受給するための条件を解説していきます。
生活保護を受ける4つの条件
生活保護を受けるためには、まず世帯収入が厚生労働省の定める最低生活費の基準に満たないことが前提条件となります。その条件を満たした上で、以下の4ついずれもできないことが条件です。
条件1:資産の活用
換金して生活費に充てられる資産がないことが条件となります。預貯金がないことはもちろんですが、資産を保有している場合は換金して生活費に充てることが求められます。
資産とは、株式や債券などの有価証券、持ち家や土地などの不動産、車や貴金属などです。例外もありますが、基本的にはそれらを保有しているうちは生活保護を受給できません。
条件2:能力の活用
世帯員全員が病気や怪我、障害などで働けない状態であることが条件となります。高齢者でも健康で働ける場合は、その能力を活用して働いて収入を得ることが求められます。
元気な人が生活保護を申請すると、シルバー人材センターやハローワークなどから仕事を紹介されるでしょう。