◆同級生からは嘲笑の的だった

――憧れていた二重になってどうでしたか?

「まぶたの上に線があることってこんなに幸せなのか!」と思いました。テープがいつ剥がれるかを気にしなくていいし、一重だと下まぶたが覆っちゃうからまつ毛の生え際が見えなくて、メイクをしてもまつ毛が上がらないし、メイクも映えなくて悩んでたんですけどそれも改善されて。小さな感動みたいなのがたくさんあって、日常的にすごく気持ちが変わりましたね。

――当時中学生ということで、周りに整形している人はあまりいなかったと思うのですが、何か言われたりしたのでしょうか。

元々アイプチをして学校に行っていたので「アイプチしてるらしい」みたいなことを陰でコソコソ言われていました。それで、二重埋没の手術を日曜日にやって、月曜日に学校に行ったんですよ。そしたら当然腫れてるので「今日あいつのアイプチがやばい」って噂になって、休み時間に見にきたり、女子が後ろからついてきたりして……。“整形した”というより“アイプチがヤバイ”って噂になりました。

――コソコソ見にくるような陰湿な感じ、すごく嫌ですね。

嫌だったけど、おもしろかったですし、とにかく私は二重になれたのが嬉しかったので気になりませんでした。

CUCA