1:不正利用の被害に気づかない

クレジットカードの引き落とし額が異常に多いと不正利用が疑われますが、一定期間内(通常は不正利用日から60日以内)に気づかないと、被害額の補償を受けられません。

2:残高不足で口座引き落としができない

残高不足で光熱費やクレジットカード等の引き落としができないと、個人信用情報に傷がつき、それが度重なるとカードの利用停止などのペナルティを受けます。

メガバンクが口座維持に手数料がかかることを発表!

メガバンクも口座維持に手数料をかけるようになりました。例えば、三菱UFJ銀行では、2021年7月1日以降に開設され、2年以上未利用の普通預金口座については、年間1,320円の手数料がかかります。不正口座の作成・利用の防止や口座の維持・管理のための費用に充当するためです。

三井住友銀行やりそな銀行も口座維持手数料を導入していますが、それをきっかけに地方銀行でも口座維持手数料を導入するところが増えています。まったく使っていないのに手数料を取られるのはもったいないので、不要な銀行口座は断捨離してみてはいかがでしょうか?

所有する銀行口座を定期的にチェックしよう

所有する銀行口座の定期的なチェックを習慣づければ、以上で挙げた絶対NG行為を避けられます。それによって自分の銀行口座を安全かつ適切に管理できるでしょう。

文・勝目麻希(ファイナンシャル・プランナー)
新卒で総合職としてメガバンクに入行し、法人融資・金融商品販売等を担当。転職・結婚・出産を経て一時は専業主婦になったが、自分の金融知識や実務経験を活かしたいと独学でライターの道へ。現在はファイナンシャルプランナーの知識を活かして金融系メディアを中心に執筆。