ここ数年間で、金融市場ではさまざまな変化がありました。「銀行口座を保有しているだけで手数料がかかるようになった」こともその一つ。
今回は、「これはやってはいけない」と銀行員が指摘する、銀行口座のNG行為を紹介します。1円たりとも損しないように、しっかりチェックしてください。
1:使っていない口座を放置する
一定期間以上全く使っていない「休眠口座」を放置するのは絶対NGです。
その理由は2つあります。
1:休眠口座は犯罪の温床になりやすい
休眠口座は振り込め詐欺などの犯罪の温床になりやすく、知らない間に自分の口座が犯罪に使われてしまうリスクが非常に高くなります。
2:10年以上放置した銀行預金は預金保険機構に移される
2009年に施行された「休眠預金等活用法」により、10年以上経過した「休眠口座」の預金は、社会活動等に活用する目的で預金保険機構に移管されます。
その後も預金の払い戻しは可能ですが、少々面倒な手続きが必要になるケースが多いです。
なお、銀行では10年以上経過した休眠口座の所有者に事前連絡していますが、住所変更の手続きを行っていないと連絡が来ないので注意しましょう。
2:キャッシュカードの暗証番号を他者が容易にわかる数字にする
暗証番号を他者が容易にわかる数字にすることも絶対NGです。
特に危険な暗証番号は、「生年月日」や「電話番号」、そして連番や同じ数字の並列です。
暗証番号は銀行ATMやインターネットバンキングなどで簡単に変更できます。絶対NGの暗証番号は今すぐ変更しましょう。
3:口座の入出金明細を確認しない
銀行口座の入出金明細を確認しないことも絶対NGです。それによって生じる大きな弊害は2つあります。