◆新しい靴が1足あれば、見慣れた服も新しい表情を見せる

──でも、家や家族に必要なものもありますし、なかなか自分の洋服だけを新調するというのは難しい気が……。処分するのはもったいないという洋服もありますし。

中村:わかります! 私も、毎シーズン新調しているわけではありませんし、10年、20年、それ以上と大切に着続けている服もたくさんありますから。

 そんなときは靴を1足、新しくしてみるのはどうでしょう。私は靴を新調すれば、見慣れた服もまた新鮮に見えると思っています。

 おしゃれというと洋服に目がいきがちですが、じつは面積は小さいのですが、靴の存在は大きいと感じています。

セゾン・ド・エリコ Vol.18