◆「私は何を着ればいいのか……」大人世代の女性に共通する悩み
──太れないのが悩みという中村さん。変わらずスリムですし、お肌はツヤツヤピカピカ。体形の悩みなどなさそうですが。
中村江里子(以下・中村):えーっ! そんなことないですよ。いろいろ変化しています!
重力の法則には逆らえないので体のいろいろな部分が下がってきていますし、シミやシワだってありますし、白髪も子どもたちに厳しく指摘されるようになりました(笑)
──日本では中村さんの世代の女性たちの共通の悩みとして、「何を着ればいいのか、急にわからなくなった」ということがあります。何かアドバイスがあれば……。
中村:私自身の経験で考えてみると、やはり若い頃のようなパンとはじけるようなパワーがなくなってきて、50代はいい意味で枯れてきている年齢だと思います。
でも、だからこそ、逆に楽しめる色や柄も増えてきたような気がしています。
──具体的には?
中村:20代、30代で着ると、派手に見えたり、下手をすると、けばけばしくなってしまうかなという鮮やかな原色や柄物。
でも、この年齢ならば、逆に顔色がパッと明るくなって若返る気がします。私は40代になってから赤やピンクを着るようになり、最近ではさらにヴィヴィドな黄色や緑、ブルーがクローゼットに増殖しています(笑)。
自分に足りなくなってきたものを身に着けるもので補っているのでしょうか(笑)。また、体力や気力にも変化を感じる年代ですが、色物や柄を身に着けるとパワーをもらえる気がします。
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