板野といえば、2021年1月に6歳年下の高橋投手と結婚し、同年秋に第1子となる女の子を出産したことを発表。結婚後、高橋投手は2022年に8勝2敗の好成績をあげるなど活躍し、日本中を熱狂させたWBC(ワールド・ベースボール・クラシック)で侍ジャパンのメンバーにも選ばれ、板野の「内助の功」のたまものではないかと話題を呼んだ。夫の飛躍に伴って、板野はアスリート妻&ママタレ枠での需要が上昇。芸能活動だけでなく自身がプロデュースするファッションブランドも好調といわれ、公私ともに順風満帆となっていた。

 だが、ビジネスに関した部分では脇の甘さが露呈することも。WBCの決勝戦後に選手の家族たちがグラウンドに降りて記念撮影をする場面があり、メディアでも盛んにその様子が放送されていたが、板野はなぜか応援用に着用していたユニフォームの前を開いてイチゴ柄のワンピースをのぞかせていた。後日、板野がこれと同じイチゴ柄のワンピースを自身のブランドで新発売すると発表したことで「宣伝疑惑」が浮上。ネット上では「WBCを宣伝に使うな」「神聖なグラウンドで商品アピールなんて許せない」などと批判が殺到した。板野は「服を選んだ時点ではグラウンドに降りることも、あんなにメディアに出ることも知らなかった」と釈明したが、ワンピースが見えるようにわざわざユニフォームの前を開いていたという事実はあり、アンチが増加する要因になってしまった。

 今シーズンの高橋投手は2勝4敗、防御率4.29(22日現在)と不調で、一時は2軍で再調整を繰り返す事態に。現在は何とか1軍復帰したが、復調の兆しが見えてきた矢先に板野の「750万円金銭トラブル」が報じられたことで、プレーへの影響を危惧するファンもいるようだ。また、高津臣吾監督をはじめとしたヤクルト首脳陣は「左のエース候補」として高橋投手に期待を寄せており、メンタル的なコンディションに響きかねない板野の“お騒がせ”を快く思っていないとの指摘もある。

 「理想のママ」として注目されていた篠田麻里子が不倫疑惑と泥沼の離婚劇によってイメージを急落させたこともあり、AKB48の「初代神7」出身者の中で「圧倒的な勝ち組」と称されていた板野。「しっかり者の年上妻」としてビジネスに熱心なのは理解できなくもないが、トラブルが相次いでいる状況を考えると、当面は未来のエース候補とまでいわれている夫を支えることに専念したほうがいいかもしれない。