12. 高知県立牧野植物園(高知)
昭和33年(1958年)、高知が生んだ植物学者・牧野富太郎(まきのとみたろう)の業績を称えるために開園された植物園。NHK連続テレビ小説『らんまん』のモデルともなったことで、一躍有名になりました。
約6ヘクタールの敷地があり、牧野氏が研究を重ねた季節の花や薬用植物のほか、高知で愛されてきた伝統園芸植物で、シャープな形をした土佐寒蘭(とさかんらん)など、約3,000種類が植栽されています。秋であれば、ヒメノボタン、ホトトギス、スイフヨウ、ノジギクなどが咲いており、11月以降であれば土佐寒蘭も見頃を迎えます。
このほか、花の生態について詳しく紹介した「植物の世界」コーナーや、熱帯雨林さながらの温室、緑に囲まれた癒しのカフェやレストラン、お土産さがしにもおすすめのミュージアムショップなども併設されています。
13. 環境芸術の森(佐賀)
厳木町にある標高887mの作礼山の麓に位置する、約30haの私有林に作られた“もみじの森”。近年は、敷地内の「風遊山荘」にある漆のテーブルに、新緑や紅葉がリフレクションする光景が絶景だとして、インスタグラムを中心に話題となっています。
敷地内には1万本以上のカエデやイチョウが植えられていて、ショート(15分)とロング(30分)の2つの散策コースを歩きながら、秋の空の下でたっぷりと紅葉を堪能できます。
「風遊山荘」は、新緑の季節である4月中旬〜6月中旬、そして紅葉の季節である11月に特別観覧を行なっていて、期間中は1階のカフェでコーヒーや甘酒の販売もしています。