仙台には晴れている日はもちろん、雨の日や寒い日、暑い日にも屋内で楽しめる美術館や博物館が多数あります。中には、日本で唯一!世界で初!と言われる施設も。一人でもデートやファミリーでも、幅広く楽しめるスポットをご紹介します。
【1】スリーエム仙台市科学館
緑豊かな台原(だいのはら)森林公園に隣接している、「自然を理解し、生活を支えていくための科学」を基本理念に掲げた科学館。見て、触れて、試して、感じることができる 参加体験型の展示 なので、子供はもちろん、大人まで夢中になってしまいます。実験や科学教室などのイベントも毎月開催されています。事前申込制なので、興味のある方は公式サイトをご覧ください。
館内は実験や観察を通して科学により親しむことができるように、色々工夫されています。巨大なナウマンゾウや恐竜の骨格、ジャングルジムに登りながら、鳥の巣を探すなど、楽しめる展示もたくさんあります。難しい内容もありますが、遊び感覚で科学に触れられるので、気楽に訪れたい場所です。
駐車場は、正面入り口からスロープに沿って下った先にあり、第1、第2駐車場(約80台・無料)が1階部分に設置されています。
【2】仙台文学館
台原森林公園に隣接して建つ仙台文学館は、島崎藤村、魯迅(ろじん)をはじめとする、仙台にゆかりのある文学者の作品や関連資料を収集、保存、展示している施設です。展示には、井上ひさしや伊集院静(いじゅういん しずか)、伊坂幸太郎など、現代を代表する作家たちの名前も。4コマ漫画で名高い漫画家・いがらしみきおの展示もあり、文学を総合芸術ととらえている柔軟な姿勢が感じられる施設です。
駐車場は、敷地内に無料(40台分)で用意されています。
【3】宮城県美術館/佐藤忠良記念館
仙台駅から15分ほどの広瀬川近くに位置します。宮城県や東北地方にゆかりのある作品を中心に、絵画、版画、彫刻などの他、戦後日本の絵本原画なども、幅広く収蔵している美術館です。
常設展で必見なのが、長谷川潾二郎(はせがわ りんじろう)の愛猫タローを描いた、眠り猫の名作といわれる「猫」。ミュージアム・ショップの売り上げNo.1グッズが、このタローをモチーフにしたクリアファイルだそうです。
美術館に併設されているのが、国際的にも高い評価を得ている彫刻家・佐藤忠良(さとう ちゅうりょう)の作品が並ぶ「佐藤忠良記念館」。ゆったりとしたスペースに、氏から寄贈された彫刻が並びます。ここは、常設展観覧券で見学することができます。
また、美術館内で隠れたインスタ映えスポットとして人気なのが、美術館の本館と佐藤忠良記念館の間にある、彫刻庭園「アリスの庭」。記念館の外壁がアーチ状の鏡面となっているため、風景を反射し不思議な空間を作り出します。点在するウサギやネコなどの彫刻もアクセントになり、まさに「アリスの庭」に迷い込んだような気分に?!
駐車場は、美術館に隣接して無料(100台分)であります。
【4】仙台アンパンマンこどもミュージアム&モール
大好きなアンパンマンに会える場所として、仙台でも圧倒的な人気を誇るアンパンマンこどもミュージアム&モール。パン工場やバイキンマンの基地など、いつも見ているアニメの世界に入り込める世界が広がっています。お休みの日ともなると、会館前から長蛇の列なので、早めの到着をお勧めします。
駐車場は、隣接した立体駐車場(30分¥200/115台)があります。
【5】仙台市歴史民俗資料館
宮城県内最古の擬洋風木造建築で、代々、旧日本陸軍第二師団歩兵第四連隊兵舎、米軍駐留地、東北管区警察学校という歴史を歩んできました。昭和52年、榴岡(つつじがおか)公園整備に伴い、一部を移築、他は解体されました。
館内は、兵舎当時の様子を復元、戦時資料も展示されています。他には、仙台市の農村や町場のくらしがわかる衣服や道具などが展示されています。
駐車場は、施設の北西に位置する榴岡公園有料駐車場(3時間まで1時間¥100、3時間以上1時間¥150/48台)が利用できます。
【6】仙台市博物館
仙台城三の丸跡地に建つのが仙台市博物館。伊達(だて)家ゆかりの品々や、国宝にもなっている支倉常長(はせくら つねなが)像、重要文化財の政宗所用具足に陣羽織など、約9万8千点が収蔵されています。常設展示は季節ごとに変更され、随時1,000点ほどを展示。複製品ではなく実物が多く展示されているのも大きな魅力です。見ごたえがあるので、時間をたっぷりとって見学したい場所です。
駐車場は、博物館周囲に無料の駐車スペース(50台程度)があります。