2日目午後:「白神山地・青池」など「十二湖」周辺を散策
午後は1993年に日本で初めてユネスコ世界自然遺産に登録された「白神山地」へ。白神山地は青森県から秋田県にかけて広がる標高1000m級の山岳地帯で、ブナの原生林が生い茂る広大な森の中には、樹齢400年とも言われる巨木「マザーツリー」や神秘の池、大迫力の滝など、自然が育んだ神秘的な世界が広がります。
今回は、白神山地のなかでも特に人気のスポット「青池」などをめぐる「十二湖散策コース」を歩いて、白神山地の豊かな自然を体感してみましょう。
まずは「森の物産館キョロロ」へ
「十二湖散策コース」のスタート地点は「森の物産館キョロロ」。「青池」近くに設けられた物産館で、大型車含めて100台ほど停められる有料駐車場を併設しています。また路線バス十二湖線の 「奥十二湖駐車場」バス停もすぐです。
神秘の池「青池」を鑑賞
森の物産館キョロロから「青池」までは徒歩10分ほど。青池はまるでブルーインクを流したような色をした、神秘的な美しさの池で、「十二湖」と呼ばれる33の湖沼群のひとつです。光の射し込み方によって水の色合いが変化するため、季節や時間帯によって異なる表情を見せてくれます。
ブナ自然林の中を歩き「沸壺の池」へ
青池鑑賞を終えたら、再び散策道を進みましょう。ブナが立ち並ぶ自然林のなかをしばらく歩くと、左手に「沸壺の池」が見えてきます。こちらの沸壺の池も、青池に匹敵する透明度を誇る絶景スポット。青池だけを見て帰る方が多いのか、青池周辺の大混雑に比べ訪れる人も少なく、ゆっくりと見ることができるのでオススメです。
「十二湖庵」の湧水で入れた抹茶で一息
「沸壺の池」から山中を抜け、車が通るメイン道路に出ると「十二湖庵」という休憩所が見えてきます。こちらでは湧水で入れた抹茶を飲むことができます。なお十二湖庵の横に流れる湧水は、沸壺の池から流れてきている水です。
「十二湖庵」を出たら東の方向へ道なりに歩くと、「森の物産館キョロロ」へと戻ることができます。
2日目夜:絶景入浴が楽しめる「黄金崎不老ふ死温泉」に宿泊
白神山地の散策を終えたら、続いて日本海に面した高台に建つ温泉宿「黄金崎不老ふ死温泉」へ。弘前から白神山地へと向かって来た道を戻る格好になります。
黄金崎不老ふ死温泉は海の間際に造られた、開放感抜群の“海辺の露天風呂”が人気の宿で、夕暮れ時は日本海に沈む夕陽を眺めながらの絶景入浴が楽しめます。連休などは早々に満室になってしまうことも多いので、予約はお早めに!
宿泊しない場合も、16時までは日帰り入浴が可能ですので間に合えばぜひ立ち寄り湯をおすすめします。なお深浦町内には他にもホテルや民宿、ペンションにコテージなど複数宿がありますので、宿泊する場所には困らないでしょう。
3日目午前:青森市方面へ移動
3日目は午前中のうちに青森市方面へと移動しましょう。黄金崎不老ふ死温泉から青森市内までは2時間強の道のりです。鯵ヶ沢町までは再び日本海沿いを走りますので、景色も眺めながらドライブを楽しんで。
少し寄り道したいという方は、通り道にある「千畳敷海岸」に立ち寄ってみるのもおすすめ。日本海に広がる、地震によって隆起してできた岩床が広がる海岸で、その昔、津軽藩の殿様が千畳の畳を並べて大宴会を催したとされるのが名前の由来となっています。
3日目ランチ:青森魚菜センターで名物「のっけ丼」ランチ
青森市まで移動したら、ランチは「青森魚菜センター」へ。昭和44年(1969年)から続く青森市民の台所で、新鮮な魚介をリーズナブルにいただくことができます。ランチにおすすめなのが、名物の「のっけ丼」。どんぶりご飯のうえに、好きな具材を好きなだけ乗せていくというもので、およそ1,000円前後でご飯が見えないほど具材がつまったのっけ丼を食べることができますよ。
3日目午後:「ねぶたの家ワ・ラッセ」&青森土産が揃う「A-FACTORY」へ
ランチの後は、“青森ねぶた”の大型ねぶたを見られる「ねぶたの家ワ・ラッセ」と、すぐ近くにあるおしゃれな商業施設「A-FACTORY」へと向かいましょう。
祭りに出陣した大型ねぶたを見られる「ねぶたの家ワ・ラッセ」
青森の夏の風物詩である「青森ねぶた祭」。「ねぶたの家ワ・ラッセ」では、このお祭り期間以外でも、実際に祭りに出陣した5台の大型ねぶたを見ることができます。1日目に訪れた「津軽藩ねぷた村」で見た“弘前ねぷた”とどんな違いがあるのか、意識しながら眺めてみるとより楽しめるかもしれません。
また、1日に3回行われる「おまつり体験」ではねぶた囃子の生演奏にあわせて跳人体験ができるほか、骨組みに紙を貼るねぶた制作の工程の一つ、「紙はり」の体験も毎日2回行われています。
センスのいいお土産が揃う「A-FACTORY」
「A-FACTORY」は「ねぶたの家ワ・ラッセ」と同じく、青森ベイブリッジ向かいのウォーターフロントに位置する商業施設。青森の特産物・地域文化の発信基地として、多種多様な土産品を揃えています。センスのいいアイテムが多く、気の利いたお土産さがしにぴったり。
また施設内には青森県産りんごを使ったシードルの鋳造工程を見学・テイスティングできる工房や、青森県の食材を使った料理がいただけるレストランも併設しています。
おまけ:日本最大級の縄文集落跡「三内丸山遺跡」もおすすめ
まだ帰路に着くまで時間の余裕があるという方には、同じく青森市内にある「三内丸山遺跡」もおすすめ。日本最大級の規模を誇る縄文集落跡で、広々とした敷地内に竪穴式住居や3層の掘立柱建物などの建物群が再現されており、天気の良い日は外のエリアを歩くだけでも気持ちいいですよ。
また展示室では出土品が展示されているほか、発掘の様子を映像で紹介し、土器の復元作業も見学できるようになっています。遺跡内を分かりやすく案内・説明してくれるボランティアガイドによるツアーも実施されており、予約なしで参加可能です。
青森のお土産はこちらでチェック!
青森名産のりんごのスイーツや嶽きみグルメ、リアルな見た目が話題の幼虫グミにご当地ラーメンなど、青森でおすすめのお土産は別記事でご紹介しています。
提供:トリップノート
【こちらの記事もおすすめ】
>【豊洲】「チームラボ プラネッツ」徹底ガイド!お台場との違いは?
>東京のブルックリン!蔵前で行きたい散策スポット・お店16選
>【静岡】本当は広めたくない!柿田川湧水公園の神聖な見どころ5選
>京都・嵐山の人気観光スポットTOP15!旅行好きが行っている観光地ランキング
>【滋賀】SNS映えしそう!長浜のおすすめ観光スポット・お店10選