日帰り旅行におすすめな神奈川県の箱根は、豊かな自然に囲まれた温泉地で、東京近郊からのアクセスも良く手軽に訪れることができます。そんな箱根をめぐる、定番の日帰り観光モデルコースをご紹介します。
箱根は都心からもっとも近い温泉リゾート
箱根は神奈川県の南西にある山に囲まれた観光地で、都心からもっとも近い温泉リゾートとして知られています。古代から山岳信仰が盛んに行われており、箱根最高峰の神山(標高1,438m)は、その名の通り神の住む山として崇められてきました。箱根は福沢諭吉など多くの偉人たちも好んで訪れていたそうです。
箱根観光するならフリーパスでお得に!
箱根の見どころをぐるっと観光するには複数の乗り物を利用しますが、乗り降りをくり返していると、運賃だけでも結構な金額になってしまいます。そのため期限内に何度も利用できる、箱根フリーパスを購入するといいでしょう。今回ご紹介するプランで利用する箱根登山電車や箱根ロープウェイ、箱根海賊船などの交通機関の運賃が含まれています。
運賃のほかに約70のスポットの入場料金等も割引になり、新宿や町田など一部の場所からも利用可能です。価格は乗車駅によって変わるため、詳しくは旅行代理店に直接問い合わせてみてください。購入はオンラインでも受け付けています。
箱根フリーパスについてはHPをご覧ください。
それでは早速おすすめの日帰りプランをご紹介していきましょう。
1.箱根湯本駅からスタート
箱根観光のスタート地点は、たくさんのギフトショップや温泉旅館が立ち並ぶ箱根湯本です。箱根湯本駅までの所要時間は新宿からロマンスカーで約1時間半、横浜からは電車を乗り継ぎ1時間15分ほど、小田原からは箱根登山鉄道で約15分で到着します。
今回ご紹介するコースを逆回りすることも可能ですが、その場合は神社訪問が夕方になります。午前に訪れたいと思う場合は、こちらのルートで向かってください。
2.箱根湯本→箱根神社(バス)
箱根湯本駅から箱根登山バスで箱根神社へ向かいます。バスは駅前停留所の2番か4番に乗ると、30分ほどで箱根神社入口に到着します。下車後は芦ノ湖沿いの道を数分歩くと赤い鳥居が見えてきて、そのさらに奥へ進むと神社に入ることができます。
パワースポットで知られる2つの神社
箱根神社 は神聖さが漂う不思議な空気に包まれています。勝負運や商売繁盛など開運のご利益があるほか、有数のパワースポットとしても知られていて、源頼朝や徳川家康など歴代将軍も参拝に訪れていたそうです。
89段の階段をのぼると社殿にたどり着きます。すぐ隣には縁結びで有名な 九頭龍神社新宮 があり、9つの龍の口から出る水は飲むことが可能です。授与所で空のペットボトルを購入することもできるので、清らかな聖水を持ち帰ってみてはいかがでしょうか。
3.元箱根港→桃源台港(海賊船)
箱根神社の参拝が終わったら、次は芦ノ湖を渡る海賊船に乗車します。船は遊覧船と海賊船がありますが、ここでご紹介するのは「海賊船」です。遊覧船とは乗り場と到着港が異なるため、間違えないように気をつけましょう。桃源台港へ行く海賊船に乗る際は、箱根神社から遊覧船乗り場を通り越してさらに先になります。乗船時間は約30分です。