公開14週目『劇場版ハイキュー!!』2位に再浮上

 5月20日発表の全国週末興行成績ランキングで1位をキープした『名探偵コナン 100万ドルの五稜星』は、漫画家・青山剛昌氏が「週刊少年サンデー」(小学館)にて連載している『名探偵コナン』のアニメ映画シリーズ最新作。

 公開6週目の週末3日間で興行収入4億800万円、累計成績は135億円を超えた。最終興収138.8億円でシリーズ歴代1位となっている『名探偵コナン 黒鉄の魚影』(23年)との差はあと約3億円で、これまでの勢いを踏まえると、次の週末には歴代トップに躍り出るか。

 同じくアニメ映画の『劇場版ハイキュー!! ゴミ捨て場の決戦』(2月16日公開)は、2位に再浮上。こちらは漫画家・古舘春一氏が「週刊少年ジャンプ」(集英社)で連載していた『ハイキュー!!』が原作で、公開14週目となった週末3日間で興収2億1300万円、累計成績は106億円を突破。

同週末は劇場で“最後の”入場者プレゼント(数量限定)が配布されたことも、集客に好影響をもたらしたとみられる。

 そんな『劇場版ハイキュー!! ゴミ捨て場の決戦』は、6月1日からスマートフォンアプリ「HELLO!MOVIE」を使用する「集え!期間限定!副音声上映」も実施。そのため今後もまだ成績を伸ばしそうな中、5月15日から上映スタートした韓国における盛り上がりも話題になっている。

 韓国での公開初日の観客動員数は17万人と伝えられ、22年公開(韓国では23年公開)のアニメ映画『THE FIRST SLAM DUNK』(漫画家・井上雄彦氏が「ジャンプ」で連載していた『SLAM DUNK』が原作)の初日動員を大きく上回るなど盛り上がっている。