黒部峡谷の壮大な景色が広がる「宇奈月温泉」や、海越しの対岸に3,000m級の立山連峰を望む「雨晴海岸」、蜃気楼を眺められる「しんきろうロード」など、ドライブで訪れるのにおすすめの富山の絶景スポットをご紹介します。

1. 五箇山 相倉合掌造り集落・菅沼合掌造り集落

1995年12月に「白川郷・五箇山の合掌造り集落」として、岐阜県白川村荻町とともに、富山県南砺市にある五箇山のふたつの集落、相倉と菅沼も世界遺産に登録されています。

こじんまりとして素朴な五箇山ですが、まわりを山に囲まれた合掌造りの家屋は、まさに日本の原風景そのもの。12〜2月頃には雪景色となり、さらなる絶景の中で集落の姿を眺めることもできます。白川郷と比べると穴場的なスポットということもあり、そこまで観光客で混み合うことがないのも嬉しいポイント。

photo by ktgrrrrrrrさん

相倉集落には23棟、菅沼集落には9棟の合掌造りの建物が残っており、それぞれ車で15分くらいの距離にあるため、ドライブがてら両方に足を運ぶことも可能です。またどちらの集落も毎年冬には、雪が積もった合掌造りの家屋をライトアップする期間限定のイベントを開催しており、その幻想的な光景も人気を集めています。

2. 宇奈月温泉

日本三大渓谷のひとつである黒部峡谷の玄関口にある宇奈月温泉。トロッコ電車の発着駅があり、黒部峡谷観光の拠点として賑わいをみせます。

ただでさえ黒部峡谷の壮大な景色が広がるエリアですが、とくに秋が美しく、温泉街から徒歩数分の場所にある「やまびこ展望台」からは、燃えるような紅葉の中をトロッコが駆け抜けていく絶景も眺められます。

お湯は無色透明のアルカリ性単純泉で、肌にやさしい湯。峡谷ならではの眺望が自慢で、日帰り入浴ができる温泉や足湯をはじめ、カフェ、峡谷をのぞむ遊歩道なども整備されています。絶景を楽しむだけではなく温泉にも癒される、ドライブにぴったりのスポットですよ。

3. 散居村展望広場

砺波平野に広がる散居村を一望できる展望スポットです。眼下には散居村が広がり、立山連峰や日本海まで見渡せることもあります。とくに夕日が沈む時間帯が美しく、5月の田植えの時期には田んぼに張られた水が水鏡となって夕日を反射します。展望広場には大型駐車場やトイレ、休憩できる東屋があるので、ドライブで訪れるのにもおすすめですよ。