2024年10月よりドコモのポイントプログラム「dポイントクラブ」が改定されます。

大きな変更点は、加盟店での還元率が1.5倍になる「2つ星ランク」の基準が緩和されランクアップしやすくなること、3つ星以上のランクでd払いすれば還元率がアップする「d払い特典」が新設されることの2つです。

10月より実施されるdポイントクラブの改訂や、活用すればよりお得になるドコモ経済圏について紹介します。

2つ星ランクの条件「100ポイントから50ポイント」に緩和

変更点の1つはdポイントクラブの会員ランク「2つ星ランク」の基準が緩和されランクアップしやすくなることです。

dポイントクラブとは、加盟店でdポイントカードを提示すると、dポイントをもらえるポイントプログラムのこと。

ドコモユーザーでなくても、誰でも、dアカウントがあれば加入できます。入会金・年会費は無料です。

このプログラムでは、ランクによって還元率が変わります。ランクは3ヵ月間の買い物代金に基づいて決定され、1つ星から5つ星までの5つのランクがあります。今回の改訂では特に2つ星ランクの基準が緩和されることになります。

dポイントクラブ改定画像①
(画像=fuelle編集部)

現状、2つ星ランクになるには、3ヵ月で100ポイント獲得しなければならなりません。つまり、3ヵ月で2万円(一月6,666円程度)使う必要があるのです。

これが10月より、「3ヵ月で50ポイント」に引き下げられます。つまり3ヵ月で1万円、一月あたり約3,333円使えば2つ星ランクとなることができます。2つ星ランクのメリットは、加盟店でのポイント還元率が基本0.5%(基本200円につき1pt)のところ、1.5倍の0.75%になることです。

なお、eximoで1GB以上の利用、ahamoなら毎月の利用料だけでランクアップするので、やはり、ドコモユーザーにとっては嬉しい改訂といえます。

※加盟店の還元率が0.5%の場合

「d払い特典」スタート!ポイント貯め+d払いでお得に

「d払い特典」が新しく導入される点はd払いユーザー必見といえます。 これは、3つ星ランク以上の人が加盟店でd払いをすると、還元率がアップする特典です。

ただし、10月の改訂では3つ星以上のランクで、dポイント加盟店でのポイント倍率が引き下げられます。3つ星以上のランクの人は、ポイント倍率だけ見ると改悪といえます。

しかし、新設の特典により支払いにd払いを利用することで還元率が従来よりアップする仕組みです。これは、d払いユーザー獲得に向けた動きとみられます。

特にd払いの支払いをdカードに設定すれば基本還元率が0.5%から1.0%にアップするので、1.1%(3つ星)・1.5%(4つ星)・2.0%(5つ星)の還元率を実現できます。

dポイントクラブ改定2
(画像=fuelle編集部)
※「d払い特典」の還元率は、「d払い」の支払方法を①「dカードからの支払い」、または②「電話料金合算払いからの支払い」で「dカード」に設定した場合に適用。2.0%/1.5%/1.1%は、「d払い」の基本の還元率0.5%(200円で1ポイント)に「dカード」お支払い特典0.5%(「d払い」の支払方法を「dカードからの支払い」に設定した場合)と「d払い特典」を加えた還元率。

1万円の買い物をしたとき、ポイントカード提示でポイントを貯めるだけは改悪ですが、プラスで支払いをd払いで行うと、お得になります。

dポイントクラブ3
(画像=fuelle編集部)
※「d払い」の支払方法を①「dカードからの支払い」、または②「電話料金合算払いからの支払い」で「dカード」に設定した場合

dポイントをためるには、ドコモ経済圏を活用することが重要

今回の改訂により5つ星ランクの人は、dポイントカードとd払いを併用することで、ポイント二重取りが可能になり還元率4%を実現できます。さらにd払いの支払いにdカードを指定すればポイントの三重取りが可能になるのです。

ドコモ経済圏はさまざまなドコモサービスを組み合わせることでお得にポイントを貯められる仕組みになっています。効率的にdポイントをためるには、ドコモのサービスをしっかり活用することが重要です。

昨今、資産運用初心者にも人気の新NISAが定着しつつあります。実はここでもドコモ経済圏を活用すればお得になります。

2024年夏から秋ごろにかけて、NTTドコモとマネックス証券の業務提携により、「dポイントによる投資信託の購入」、「dカードによるクレカ積立」ができるようになることが公式から発表されています。

ドコモ経済圏を活用すれば、新NISAをよりお得に始められます。