グループとしてのエージェント契約は継続するものの、二宮和也も昨秋に独立しており、嵐のメンバーでは2人目の離脱者。もはや「誰が独立してもおかしくない」という状況の中、再び独立説が取りざたされているのが木村だ。

 木村はSMAPに独立話が浮上した際、妻の工藤静香と旧ジャニーズ事務所で当時実権を握っていたメリー喜多川氏の関係の深さが影響し、事務所残留を決めたと一部で指摘されている。しかし、メリー氏は2021年に他界しており、すでに旧ジャニーズ事務所も崩壊していることから、木村がSTARTO社に義理立てする必要はない。

 木村は誰もが認める売れっ子だったが、ジャニーズ性加害問題の煽りを受けてCM契約が激減しており、ドラマや映画のオファーにも悪影響が出ているとされ、STARTO社に残っていることで生じる弊害はあまりに大きい。象徴的なのは日本マクドナルドのCMで、木村は広瀬すずと共演していたCMから降板となり、現在は「辞めジャニ」の山下智久が広瀬と共演している。

 とくに俳優業を中心としている場合は、独立したほうがメリットが大きいようだ。実際に先述の二宮や松本に加え、生田斗真や風間俊介ら俳優業をメインにしている旧ジャニーズタレントの独立が相次いでいる。かつてなら独立した途端にメディア露出が激減するところだったが、業界の「ジャニーズ忖度」が消滅したこともあり、独立組はむしろ仕事が増加している。