大切なパートナーと結婚したら、外食したり旅行に出かけたり、お互いの趣味を楽しんだり……2人の時間を大切にしたいですよね。同時に、新婚時代はこれからのライフプランやマネープランを計画するのにふさわしいときでもあります。早めの段階できちんと話し合い、長い人生をともに楽しく生きていくための、お金を貯めるルールを作っていきましょう。

新生活のスタートは貯蓄を始めるチャンス!

人生には、貯蓄を増やしやすい時期が数回あると言われています。

その中でも、結婚してすぐのまだ子どもがいない時期や子どもが小さいうちは、お金を貯める絶好のタイミングです。共働きであればダブルインカムである(収入源が2つある)上に、住居費や光熱費などの生活費をひとつにまとめられるので、少しの工夫と心がけで貯蓄を増やせる、まさに黄金期と言えるでしょう。

この黄金期に、夫婦2人でしっかりとお金を貯められる方法やコツをチェックしていきましょう。

まずは、お互いの収支を把握しよう

2人でお金を貯めていくには、お互いの収支を知ることから始めましょう。収入から生活費を捻出するだけで精一杯なのか、余裕があるのか、それぞれの収入額と生活にかかる支出の関係をクリアにすることが大切です。

どれだけ貯蓄があるのかに関してもお互いに把握しておくと、車やマイホームなど、大きな買い物をする際の参考になります。

貯蓄の目安は夫婦年収の15%程度

共働き夫婦の貯蓄額は、年収の15%ほどを目標にするとよいと言われています。暮らしにゆとりがあり、多く貯蓄できるのであればそれに越したことはありませんが、まずはお互いに年収の15%を貯蓄する目標を立ててみましょう。

年収が400万円程度であれば年60万円、毎月5万円の貯蓄が目安です。

今後のライフプランに応じた貯蓄目標を立てよう。

計画的に貯蓄する上では人生のどのタイミングで、どれくらいのお金が必要になるのか、おおまかなプランを立てておくことがカギとなります。

たとえば、車やマイホームを購入するかしないか、子どもを望むか望まないか、といった人生のターニングポイントとなり得るイベントをすり合わせておくと、事前におおまかな支出の予想が立てやすくなります。

ライフプランによって、必要になるお金の額や支出のタイミングはそれぞれです。具体的な貯蓄額の目標があると貯蓄するにも張り合いが出ます。