客席にステージごと接近できる上に、床が透明なので観客はダンスするメンバーを真下から見ることが可能。実際にライブ中に稼働している様子も放送され、ファンの熱狂ぶりを伝えていた。何ら問題がないように思える内容だったが、これにネット上の一部の松本ファンから批判的なコメントが続出した。この騒ぎには、ムービングステージの起源が影響している。

 ムービングステージは松本が考案し、2005年の嵐のコンサートに導入したのが始まりとされている。松本は「多くのアーティストが利用できるように」と、あえて特許を取らなかったともいわれているのだ。だが番組では「松本が考案したもの」とは言及せず、見ようによっては「BE:FIRSTが初のドーム公演に導入した新兵器」のようにも感じられるVTRの構成となっていた。

 これに対して、ネット上では「松潤が作ったムビステを、まるで彼らのもののように伝えるのが許せない」「スタジオの出演者たちが『こんなの初めて見た!』みたいな反応してるのがモヤモヤする」「松本潤、やっぱムビステの特許取っとくべきだった。いつかこうやって他のアーティストに使われて『俺らが作った』みたいな顔や紹介される日が絶対くると思ってた」といった批判の声が相次ぎ、SNSで「ムビステ」がトレンド入りするなど騒動になっている。

 その一方で「別にVTRでBE:FIRSTが初めて使ったとか言ってないのに嵐ファンが怒ってる意味がわからない」「BE:FIRSTの特集なのに『これは嵐の松本潤さんが考案したもので~』とか説明するのおかしいでしょ」「松潤が考案したムビステが褒められてるんだから素直に喜べばいいのに」といった意見もあり、番組内容をめぐって賛否が起きている。