1日目は「八食センター」など八戸の観光名所、2日目は「十和田市現代美術館」「奥入瀬渓流」「十和田湖」、3日目は「酸ヶ湯温泉」などをめぐる2泊3日の観光プランをご紹介!人気スポットをもれなく訪れる、おすすめモデルコースです。

1日目ランチ:「八食センター」で海鮮ランチ

出典:tripnote.jp

1日目の午前中に八戸まで移動してきたら、ランチは人気観光スポット「八食センター」でいただきましょう。港町・八戸ならではの新鮮な魚介類や珍味、変わり種スイーツに八戸B級グルメモニュメントまで、ありとあらゆるものが揃う巨大市場です。

食事処も充実していて、磯料理や郷土料理を楽しめる「厨スタジアム」や「味横丁」、購入したものを炭火で焼いて食べられる「七厘村」もあります。

1日目午後:ウミネコの繁殖地「蕪島」と景勝地「種差海岸」へ

八食センターの新鮮な魚介でお腹を満たした後は、同じく八戸市内に位置する人気スポット「蕪島」&「種差海岸」を訪れましょう。

太平洋に突き出した小さな島「蕪島」

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種差海岸の最北に位置する「蕪島」は、ウミネコの繁殖地として知られ、国の天然記念物に指定されています。島の上には、自身の株を上げる「かぶあがり祈願」で有名な蕪島神社があり、ご利益を求めて遠方からも多くの方が訪れます。ウミネコの繁殖地ならではの、可愛らしい「ウミネコおみくじ」がオススメ。

なお、蕪島神社の社殿は2015年11月に発生した火災で焼失しましたが、2019年12月にようやく再建。消失前の2倍の大きさの社殿となり、一般参拝の受け入れを再開しています。

見どころ豊富な「種差海岸」

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蕪島~大久喜までの約12kmの海岸線で、八戸を観光するなら外せない定番スポット。東日本大震災後に再編された「三陸復興国立公園」内にあり、国の名勝に指定されています。天然芝生が波打ち際まで一面ひろがる「種差天然芝生地」や、太平洋を一望する絶景スポット「葦毛崎展望台」、鳴き砂の砂浜として知られる「大須賀海岸」など、一帯は見どころ豊富です。

1日目夜:温泉リゾート「星野リゾート 青森屋」に宿泊

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種差海岸の散策を終えた後は、北上して三沢市へ。1日目の夜は「星野リゾート 青森屋」に宿泊しましょう。

古牧温泉「星野リゾート 青森屋」は、この地を代表する一大リゾート施設。広大な敷地には宿泊施設のほかに有形文化財の「旧渋沢邸」、古民家「南部曲屋」など見どころがたくさんあります。また館内では、オリジナリティ溢れる温泉のほか、通年楽しめる「青森ねぶた」の展示や、毎晩夜に行われる伝統文化にまつわるショーなどアクティビティも盛りだくさん。ただ泊まるだけではない楽しみが詰まっている宿です。

2日目午前:写真映えする作品が豊富な「十和田市現代美術館」

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2日目は、アート鑑賞からスタート。十和田市にある「十和田市現代美術館」を訪れましょう。

十和田市現代美術館は、アートによる街づくりプロジェクト「Arts Towada」計画の拠点として2008年にオープンしました。奈良美智や草間彌生、オノ・ヨーコ、山本修路など世界で活躍するアーティストの作品が、美術館の中だけでなく、敷地内のいたるところに展示されています。

とくに目を引くのが、美術館の入り口に展示されている、韓国のチェ・ジョンファによる作品「フラワー・ホース」。色鮮やかな花々があしらわれた、全長5.5mの巨大な作品です。

2日目ランチ:十和田市のご当地グルメでランチ

アート鑑賞を楽しんだ後は、十和田市のご当地グルメが食べられる人気店でお腹を満たしましょう。おすすめは「司バラ焼き大衆食堂」や「馬肉料理 吉兆」です。

司バラ焼き大衆食堂

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十和田市を訪れたら食べておきたいグルメ「バラ焼き」は、バラ肉(牛・豚など)と玉ねぎを甘辛ダレで炒めて食べる鉄板グルメ。十和田現代美術館からほど近い場所にある「司バラ焼き大衆食堂」は、手頃な金額でバラ焼きや鉄板メニューを楽しむことができる人気店です。

馬肉料理 吉兆

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国内有数の馬肉産地である十和田市では、美味しい馬肉も食べられます。「吉兆」は人気の馬肉料理専門店。馬刺しや馬肉のバラ焼き、馬肉鍋など馬肉を堪能できる料理をたくさん揃えています。

2日目午後:自然豊かな「奥入瀬渓流」と「十和田湖」へ

ランチの後は、青森県を代表する景勝地「奥入瀬渓流」と「十和田湖」へ。自然の中を散策してリフレッシュしましょう。

滝や流れが見どころの「奥入瀬渓流」

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奥入瀬川の子ノ口(ねのぐち)から焼山まで、全長約14kmにわたって続く「奥入瀬渓流」。観光ポスターなどでよく目にする「阿修羅の流れ」や、3つの流れの合流地点で面白く美しい表情をみせる「三乱の流れ」、”ジャパニーズ・スモール・ナイアガラ”とも呼ばれる「銚子大滝」と、見どころが豊富です。

全行程を歩くと1日がかりになってしまいますので、あらかじめ見たいところを絞って、手付かずの豊かな自然のなかをゆったり散策してみてください。

コバルトブルーの「十和田湖」

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青森県と秋田県にまたがり、奥入瀬渓流とともに青森を代表する特別名勝・十和田湖。コバルトブルーの美しい湖で、周囲は約47km、水深は約326.8mあり日本で第3位の深さを誇ります。標高1,000mほどの御鼻部山展望台からは、十和田湖とその周辺の自然豊かな風景を大パノラマで眺められます。新緑や紅葉シーズンはもちろん、冬の雪景色に囲まれた十和田湖も幻想的でおすすめです。

十和田湖畔に立つ「乙女の像」も見逃せない

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十和田湖を訪れたら、見ておきたいのが「乙女の像」。十和田神社から徒歩すぐの場所にある裸体像です。詩人かつ彫刻家でもある高村光太郎の作品で、妻の智恵子を模したものであると言われており、二体が向き合う形で並んでいます。

手を合わせるように向き合う姿は、湖の透明さをイメージしたもので、影と形を表現しているそうです。両足がしっかりと地面に付いているのは、十和田湖の厳しい環境に耐える様子を表しているのだとか。