雲海に浮かぶ天守閣が幻想的な「備中松山城」や、眼下に美しい瀬戸内海の絶景が見渡せる「みなとの見える丘公園」、精緻に作り込まれた庭園が美しい「頼久寺」など、ドライブで訪れるのにおすすめの岡山の絶景スポットをご紹介します。
1. 備中松山城
日本に12城しかない、江戸期以前から今日まで現存している天守閣のひとつ。その中でも最も小さく、最も高い位置に立つ天守です。2016年の大河ドラマ『真田丸』のオープニングで使用されたお城で、”雲海の城”としても注目を集めています。
雲海が発生する時期は、9月下旬~4月上旬の明け方から午前8時頃。特に11月上旬~12月上旬が最も見ごろです。
雲海に浮かぶ城を眺められる展望台はいくつかありますが、定番は城の東側にある「備中松山城雲海展望台」。備中松山城をいちばん近くに望みつつ、幻想的な雲海の絶景が堪能できます。車でしか行けないスポットなので、早朝ドライブで訪れてみてくださいね。
2. みなとの見える丘公園
“うちわだの瀬戸”と呼ばれる、瀬戸内海に突き出た楯越山(たてごえやま)にある公園。駐車場から山頂へと至る遊歩道を少し歩くと展望台があり、そこからは眼下に美しい瀬戸内海の絶景を見渡すことができます。日生港から発着するフェリーが往来する様子も眺められますよ。
また、かつて霧の中で船の位置を知らせる目的で使用されていた号鐘を「幸福の鐘」として園内に設置しており、実際に鳴らしてみることができます。
3. 黒島ヴィーナスロード
”日本のエーゲ海”と呼ばれる牛窓(うしまど)の海に現れる、幻想的な砂の道。黒島、中ノ小島、 端ノ小島の3つの島をつなぐ長さ約800mの弓なりの砂州で、潮が引くと一本の砂の道が浮かび上がり、歩いて渡ることができます。
この絶景の一本道では、写真を撮影したり、クラゲやヒトデなどの海の生き物を観察したり、中ノ小島にあるハート形の天然石「女神の心」を探したりできるので、ドライブがてら訪れて散策も楽しんでくださいね。