これが事実なら、水原氏が当初訴えた「翔平に借金を肩代わりしてもらった」という説明とは異なり、水原氏が大谷のお金を勝手に使ったことになりそうだが、そのようなことは可能だったのか。もし口座管理を任せるほど信頼していたのに裏切られたとなれば大谷の心痛は計り知れないが、水原氏の証言が二転三転していることもあり、不明瞭な印象となっている。
あまりに情報が錯綜している影響か、アメリカを中心にSNS上で「陰謀論」が持ち上がっている。X(旧Twitter)などで「本当は大谷も賭博に関与していて、通訳が身代わりになったのでは」「通訳が『すべて私のせいです』とスケープゴートになったように見える」「事件に関与したのが本当に一平だけなら、彼が昨日もダグアウトに入って大谷と談笑していたのはおかしい」といった書き込みが飛び交っているのだ。
これに対して、日本の大谷ファンを中心に「野球星人の大谷さんが野球ができなくなるリスクを冒すわけがない」「陰謀論にもほどがある」「大谷のストイックな生活を知っていたら、ギャンブルやってるヒマないことぐらい誰でもわかる」といった反論も沸き起こっている。
あまりにも衝撃が大きく、まだまだ騒動は拡大しそうな気配。いずれにしても、シーズンが始まったばかりの大谷のプレーに影響しなければいいが……。