米大リーグのドジャースが20日、大谷翔平の通訳を務めていた水原一平氏を解雇したと発表した。球団は解雇の理由を明かしていないが、複数の米メディアが「違法賭博に関与した」「大谷のお金を使い込んでいたと告発された」などと報じており、ファンに衝撃が走っている。さらに、米国を中心にSNSで「身代わり陰謀論」が飛び交うなど騒動は拡大しているようだ。
複数の関係者から情報を得たESPNの報道によると、水原氏は米連邦当局の捜査対象となっている南カリフォルニアの賭博の胴元、マシュー・ボウヤー氏を通じて違法ギャンブルに参加したといい、数億円規模の借金があったという。大谷の銀行口座からボウヤー氏側に少なくとも450万ドル(約6億8000万円)が送金されており、水原氏は「翔平に相談したところ、借金を肩代わりしてもらうことになった」などと説明した。ただし、この発言はのちに大谷のスポークスマンが否定し、水原氏も撤回している。