◆ホテルへ戻るも重い空気のまま

 その後、彼だけで、事情聴取と届け出の提出を終えました。音夢さんは待合室のソファに座って待っていたそうです。

 すべての手続きが終わった後、とりあえず警察署にタクシーを呼んで、もともと宿泊を予定していた富良野のホテルに向かいました。もちろん二人の間には重い空気が流れ、会話もありませんでした。

 事故に遭ってしまったというショックと、彼氏の元カノとのラブシーンを目撃してしまったというダブルのショックで音夢さんにはとても会話する気力すら残っていませんでした。