◆醜形恐怖症の人にはなんて声をかければいい?
身近に醜形恐怖症の人がいた場合、どのように接するのが良いのかも原井先生は教えてくれました。
「まず、醜形恐怖症の人は自分が醜形恐怖症であることを隠しているので友人や職場の人は気づきにくいです。でも、家でずっとサングラスやマスクを着けているわけではないので、一緒に暮らしている家族は気づきます。家族の場合、腫れ物に触れるように扱うのではなく、普段通りの生活を心がけましょう。
もし、友人から醜形恐怖症を打ち明けられた場合は、『あなたは醜くないわよ』とか『チャーミングなポイントだよ』と言って褒めるのは逆効果です。そのように励ますのは、うつ病の人にもっと頑張れと言うのと同じで、共感してあげるのがいいと思います。醜形恐怖症はまだまだ病気としては知られていなくて治療できる先生も少ないので、こうやって記事に取り上げてもらえるのはとてもうれしいです。
風俗店で働いて整形を繰り返す人もいます。それはそれで本人自身の選択ですが、その結果を本人がどう見ているのか、他に大切なことは何か、本当はどうしたいのかを、この記事で考えてもらえるチャンスになってほしいなと思っています」
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