◆意外な“貴族感”のはんにゃ金田、個性を見せそうな渡辺大知
F4の中では大納言の息子・斉信(ただのぶ)を演じる金田哲(はんにゃ.)も負けていません。雅な平安の世界に、もの凄く馴染んでいます。金田の俳優としての実力を見せつけられたのは、2021年の映画『燃えよ剣』での新選組八番隊組長・藤堂平助役。直情型の演技と剣の立ち振る舞いが美しく、芸人・金田であることに全く気づきませんでした。本作でも、第3回での碁を打つ姿をはじめとする所作が優雅で、これからの演技に注目です。
“平安のF4”最後の一人は、道長より6歳下でよき相談相手・行成(ゆきなり)を演じる渡辺大知。黒猫チェルシーのボーカルとしてメジャーデビューした渡辺ですが、俳優としてのキャリアも長いのですよね。陰も陽も、どんな役柄も個性的な雰囲気が印象的で、日本の映画・ドラマ界には欠かせない存在になっています。
のちに書で名を馳せる行成。第3回では他の3人と書に励むシーンのみの登場でしたが、そこで数秒見せた道長との表情のやり取りだけで関係性を表しており、今後に期待が膨らみます。
彼らはこれから友情を育みながら青春時代を過ごし、のちに政治の中枢を担っていくことになります。美しい4人の雅な掛け合いに、どんな感情を乗せて展開してくれるのか、楽しみでなりません。
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