木梨憲武の酷評記事が大荒れ?

 そんな木梨の連ドラ主演は、1999年7月期に放送されたヒューマンコメディ『小市民ケーン』(フジテレビ系)以来、実に24年半ぶり。主演自体は、18年公開の映画『いぬやしき』以来となる。

 彼の演技に対し、現在ネット上では「木梨憲武にしか見えない」「クセの強さが苦手」とネガティブな声が見られる一方で、「木梨憲武の演技、やっぱり好きだわ。改めて魅力的で多才な方だと感じました」「ノリさんの演技が、ぶっささるんだよな。下手って言う人もいるけど、本当良い味出してる」と賛辞も目立つ。

 シリアスとコミカルが同居する『春になったら』の世界観に、木梨が醸し出す独特な空気がはまり、「涙を誘う」と概ね好評を得ているようだ。

 なお、先月には一部ネットメディアが「Yahoo!ニュース」などに木梨の演技を「棒読みで残念」などと指摘する記事を公開したところ、同メディアへの批判が相次ぎ、コメント欄が大荒れとなる事態になっていた。

 18年に『とんねるずのみなさんのおかげでした』(同)が終了した際には「オワコン」などと揶揄されがちな時期もあった木梨だが、今回は木梨の俳優としての評価と好感度の高さが改めて評価された格好だ。

 先月26に発売された著書『みなさんのおかげです 木梨憲武自伝』(小学館)が発売1日で重版が決定するなど、今もなお人気な木梨。今後、個性派俳優としての活躍がさらに増えるかもしれない。