「くみまちマルシェ」のこれまでの販売実績
生産者が日々丹精込めて育てた農産物には、小さな傷や規格外のサイズなどを理由に、市場では商品として扱われないものがある。
また、そのような市場の規格に合わせるための細かな選別が生産者にとって大きな負担となり、収入減少にもつながっているという社会的な課題にもなっている。
「くみまちマルシェ」では、これらの社会課題を解決するため、農産物における「もったいない」を経済的な価値に変えることを目的に、規格外の農産物も取り扱う。
同社は選別作業の手間を減らすだけでなく、生産者と直接取引を行うことで生産者の収入を増やし、新規参入を促進することで、生産者のネットワークが拡大していくことを目指している。
「くみまちマルシェ」には、カインズ店舗で旬の野菜や果物などを定期的に販売するものと、今回のたまねぎ市のように商品限定・期間限定で開催する「単品市」がある。
2019年9月は、山形県朝日町などの無選別りんご累計約580トンを販売したという。
どれも同じくおいしいリンゴなのに、地域によって価格が違うという課題を解消しようと、山形県産の無選別りんごの販売に至った。
2022年6月は、ひょう被害で実が傷つき出荷できなくなってしまったり、人手が足りず収穫時期がずれてしまったりした群馬県安中市産のあおうめ累計約6トンをカインズ店舗で販売。
梅と梅酒作りに必要な瓶やお酒などを一緒に販売し、くらしにおける創意工夫の楽しさも伝えられた。
群馬県安中市はカインズ本部からほど近く、本部勤務の従業員有志で収穫の手伝いも実施したという。
2023年1月は、茨城県産のカットほしいも累計約3万個を販売。
製造時に出る見栄えが悪い部分をカットし、一口大にした干し芋にすることで廃棄を減らすことに成功したという。
食品ロスの「もったいない」を解決する「くみまちマルシェ」で、白子町産の玉ねぎをお得にゲットしてみては。
「千葉県白子町産 無選別新たまねぎ市」案内ページ:https://kumimachi.com
「くみまち構想」について:https://www.cainz.co.jp/about/effort.html
カインズ公式サイト:https://www.cainz.co.jp
(丸本チャ子)