転職を後悔している人がすべきこと
転職を後悔してまた次の転職……。無限のループにはまってしまっていませんか。知っておくべきことは「どの会社もパーフェクトではない」ということです。
仕事の仕方を工夫
「他人を変えるのは難しいが、自分が変わるのは簡単だ」という言葉があるように、自分の視点を変えてみたり、より成果を上げられるように仕事の方法を工夫したり、人間関係を見直してみたりと、「自分が変わる努力」も必要です。
自分をよく知る
また、「自分をより良く知ること」も重要。ベンチャー向きの人、大きい組織向きの人、独立したほうがうまくいくかもしれない人。自分の性格と行動パターンなどを冷静に分析してみることも、長い目で見ればキャリアを成功させるためには必要なことです。
もちろんセクハラ・パワハラ・モラハラなどが横行しているなどという場合は別物です。そういうときは人事部などに相談するか、社内では取り合ってもらえないという場合はきちんと証拠を準備し、しかるべき機関に訴えましょう。
コミュニケーション方法を見直す
人間関係において後悔している人は、「次こそいい会社・いい人たちに出会いますように」と願いたいところですが、願うだけでなく、自らそういう人間関係に陥らないような努力も必要です。
* ネガティブな言葉を口にしない
* 陰口、悪口を聞いても話にのらない
* 他部署の人でも仕事の出来る人、人柄のいい人と関係を築くようにする
というように、ネガティブオーラの人を寄せ付けないように振る舞い、自分からいい人間関係を築いていきたいものです。
再転職のデメリット
終身雇用という概念はもう古くなり、キャリアや時代の流れに合わせて転職を重ねていくことが常識になりつつあります。とはいえ時代はまだ過渡期。まだまだ「転職回数」を重視する面接官も多くいます。
日本では「転職回数が多い=一つの仕事を極められない」という考えが古くからありますが、海外では、できる人ほどより良い会社に転職することは当たり前。日本もそのような流れになってきているとは言え、まだまだ古い考えを持っている人も多くいます。
転職回数が多くなってきている人は、しっかり自分の実績や考えを面接時にアピールできるようにしておきましょう。また、過去の転職に関しては、しっかりその理由を説明できるようにしておくとよいでしょう。
転職で後悔しないための備え
考えるべきは「自分の強みをしっかり磨く」こと。
専門分野や技術があればもちろんよいですが、大げさなことでなくても、「自分は初対面の人と仲良くなることが得意」「一つのことを毎日続けても苦にならない」「細かい数字をきっちり扱うことができる」というように、より「ソフトな強み」に目を向けてみてください。
そのためにも、まずは自分がどういうスキルセットを持っているのかを客観的に考えることが大事。自己分析というと難しく聞こえますが、要は「きちんと自分に向き合うこと」です。自分はどういうことで人や社会に貢献できるかと考えて仕事探しをしてみれば、今までとは違った道が見えてくるかもしれません。
また、仲の良い友達や会社の人だけでなく、他の会社の人や年齢層の違う人たちとの交流も積極的に持ってください。そのような人間関係を持つことで、幅広い知恵や知識、情報が耳に入ってくるようになります。
自分の可能性を広げるためにも、趣味や社会活動、社会人スクールなどに活動の幅を広げ、人と交流を持つことをおすすめします。
誇りを持てる仕事に出会えるように
これからの時代、より一層転職のハードルが下がり、転職を繰り返す人が増えてくるかもしれません。しかし、新しい会社を探すことや慣れない環境で実力を発揮できるようになることは、貴重な時間とエネルギーを費やすこと。
転職してから後悔しないよう、日ごろから自分の価値観を大切にし、キャリアと人生についてしっかり考えておきたいものです。そうすれば、いざという時「本当に転職がベストな選択肢かどうか」が明確になってくるでしょう。
「一度きりの人生をどのように生きたいか」と大きな視点で物事を考え、自分が誇りに思える仕事に出会いたいものです。
文・坂口弥生/DAILY ANDS
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