◆彼氏なしの29歳女性が“結婚指輪”をしていたワケ
七苗は母親のいない大庭家で、幼少期から家族を支えてきたしっかり者。その能力は仕事でも十二分に発揮されており、勤務先ではその仕事ぶりを買われて最年少で副部長に抜擢されるなど、社内では“希望の星”として期待を寄せられている。仕事では順風満帆に見える七苗ではあるが、恋人はおらず結婚の予定もない。そのことを気にしてか、家族を含めた周囲の人間には彼氏がいると偽っていた。
そんな七苗は仕事先のレストランに訪れた際、元彼・小森誠(塩野瑛久)にバッタリ遭遇する。2人で話し始めたタイミングで、誠の妻で妊娠4か月の美優(高嶋菜七)が登場。3人で話し始めると、七苗は自分の左手薬指へ、2人にバレないよう指輪をはめる。指輪の存在に気づいた美優から「大庭さんもご結婚されるんですか?」と聞かれると、「まだではありますが、そろそろ近いような、そうでもないような」と嘘をつく。
元カノに結婚の予定があることに安心したのか、誠に「良かった、幸せで」「仕事ばっかりじゃ寂しいもんな」と言われ、どこかモヤモヤ感を覚えた表情を見せる七苗。そして、この時浮かべた表情の意味は、後半に彼氏がいるという嘘が発覚した時に明らかになる。
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