河本といえば、ファンの間では自他ともに認める“酒乱キャラ”として知られている。酒に酔って光代社長を押し倒そうとしたエピソードは定番になっているし、『M-1グランプリ』(テレビ朝日系)の決勝に初進出を決めた2020年には、泥酔状態で発表記者会見に臨んだこともあった。昨年2月には『人志松本の酒のツマミになる話』(フジテレビ系)でしこたま酒を飲まされ、スタジオに乱入して奇声を上げながら井口に抱き着いたこともあった。

 22年の『M-1』優勝直後は忙しさもあり酒量は減っていたようだが、徐々に井口のピン稼働が増え、時間を持て余すようになった最近では、また飲み歩くことが多くなったようだ。ウエストランドは結成以来ギャラを折半しており、井口の稼働ギャラも半額が河本に振り込まれるシステム。時間も金もある現状は、河本にとって酒を飲む条件がそろってしまっていた。

 どんな事情があれ、酒を飲んでタクシーを蹴ってはいけない。タクシーを蹴るような飲み方をしてはいけないし、酒に酔ってそうなるなら、酒を飲んではいけない。当たり前のことだ。

 24日にはデイリースポーツで、光代社長が自宅に2人を呼んで厳重注意を与えたと報じられている。その説教は3時間半に及んだという。